人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2019年7月15日

【ツール・ド・フランス 2019 第9ステージ / レースレポート】ジュリアン・アラフィリップが革命記念日でイエロージャージを纏う「一日一日進んでいく」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

<選手コメント>

■ダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)
(ステージ優勝)「7回ツール・ド・フランスに出場して、ずっと欠けていたピースがステージ優勝だったんだ。これまで何度も逃げに乗ってきて、とうとう勝つことができたなんて、夢が叶ったとしか言えないよ。本当に言葉にならない。このステージに実は目をつけていたんだ。14人の逃げにうまく入れて、いい協力体制で走れた。後は自分を信じ、最後はうまく駆け引きもできたと思う。フィニッシュでこんなにエモーショナルになったのはいつのことだろう。ツールという大レースで勝つなんて、夢みたいだ。最後にステージを勝った南アフリカ人は2007年のロバート・ハンターだから、南アにとってお祝いは久しぶりだし、それがちょうどパリ祭の日だなんて。魔法のような思い出になるよ。

まさに夢が叶った。プロとしてこのレベルで勝つのは、本当に大変なことなんだ。すべての準備を整え、すべての運が味方して、こうして勝つことができて、この上なく誇らしい。母国の南アフリカも喜んでくれるだろう。ずっと僕を支えてきてくれた家族にお礼を言いたいよ」出典:チームの公式リリースより

■ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)
(総合リーダージャージ)「うまくレースをコントロールできたと思う。逃げは総合への脅威ではなかったから、チームメートの働きに身を任せて、ル・キャトーズ・ジュイエ(パリ祭)の雰囲気を味わうこともできた。フランス人選手にとってこの日の勝利は特別だけど、今日の目標ではなかったんだ。一日中油断はできなかった。風があって、しょっちゅう集団が長く伸びた(分団の危険があった)からね。昨日の頑張ったせいで、脚に疲れもあった。コースをかなり下見したから、この先何があるのか、どんな難しいステージが待っているかも分かっている。けれどこれまで通り、一日一日進んでいくよ。とにかく明日もこのジャージを着ることができるなんて、本当に幸せだ」出典:主催者の公式リリースより

■ティシュ・ベノート(ロット・スーダル)
(ステージ2位・ステージ敢闘賞獲得)「もちろん勝利を狙っていたから、敢闘賞のために走っていた訳じゃない。あの逃げから2位に入れたことは大きいけれど、そこまで行けたならやはり勝ちたかった。おそらく逃げの中ではダリル・インピーと僕が一番速い選手だったと思う。少人数のスプリントで勝つ力がある相手だとわかっていたから、難しかった。スプリントで不意打ちを狙ったけれど、それだけでは足りなかったね。今日のステージの間中、力がみなぎっているのを感じた。プレッシャーをかけて、逃げのメンバーをふるいにかけることもした。ロッシュに対してはうまくいったけれど、インピーには通じなかった。フィナーレに向けてのダウンヒルも僕のアドバンテージにはならなかった。ここ2日間あまり調子が良くなかったから、今日の走りはグッドニュース。脚に調子が戻ったしるしだと思う。まだ残り11ステージもあるから、きっとまたチャンスはある。チームもツキが続いていい感じだし、トーマス(・デヘント)、ティム(・ウェレンス)、そして自分が逃げに乗るチャンスが、2、3週目にもまた必ずやってくると思うな」出典:チームの公式リリースより

■ヤン・トラットニック(バーレーンメリダ)
(ステージ3位)「スーパーハッピーだよ。たぶん、僕のキャリアの中で一番のリザルトだと思う。フィニッシュラインを目指しながら胸がワクワクしたよ。まだ最初のツールだし、チャンスもそうそうにはめぐってこないだろうけど、でも自分の力を試してみたかったし、それがうまくいったんだ。メイン集団とのタイム差が約10分もあって、逃げ切りは確実だった。最後の峠がカギになると思ったんだ。ペースを考えて上ったけれど、山頂から500mのところで3人のリーダーから脱落してしまった。残りのグループと合流してインピーとベノートを捕らえようとしたけれど、彼らに追いつくことはできなかったね」出典:チーム公式リリースより

■ジュリオ・チッコーネ(トレック・セガフレード)
(新人賞ジャージ)「僕らにとっては静かな日だったな。ジャスパー・ストゥイヴェンが前(逃げ)にいたから安心だった。最後の峠では集団の中で動きがあったけれどリッチー(・ポート)の好調は明らかだったし、チームとして自信を持って進めるね。マイヨジョーヌは失ったけど、若手選手の夢である白いジャージを着ていられる。自分のここまでのツールには大満足だよ。このポジションをできる限り守って、あとはチームのために働くよ」出典:レース主催者の公式リリース

■ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
(ポイント賞ジャージ)「すごくハードな日ではなかったね。今後のステージのためにエネルギーをセーブする日だった。大人数の逃げは総合の脅威ではなかったから最後まで逃げ切ることができた。 チームと、勝利に賭けたルーカス・ペストルベルガ―に良くやったねと言ってあげたいよ」出典:本人の公式ウェブサイトより

コメント翻訳:寺尾真紀

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ