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ちなみにブエルタでは、あらかじめ審判団がプレセレクションした3選手の中から、ファンたちがお気に入りの1人にTwitter投票を行うというシステムが採用されている。この日は別府 史之、ハウレギ、ローランの3人が選ばれ、最終的に別府80%、ハウレギ5%、ローラン15%……という圧倒的な得票率で、別府 史之がステージ後の表彰台に上がった。しかも、ジロは翌日ステージ前の表彰、ツールは最終日の特別体制で、総合表彰台の脇のテントの中でひっそりと盾の受け渡しだけだったから、つまり別府 史之にとっては生まれて初めての表彰台だった!!
エスケープを飲み込んだ後も、スプリンターチームに混ざってチーム スカイやモヴィスター チームが、精力的にプロトン前方に位置取りを繰り返した。町中の細道やロータリーが繰り返し訪れ、ひとつになったばかりの集団は、後方から次々と分裂していった。ゴール前4kmのアーチを過ぎた瞬間に、ヤン・バークランツがアタックを仕掛けると、さらに集団はひとまわりちいさくなった。ラスト3kmでようやく総合勢は第一線から退き、2km手前でバークランツは飲み込まれ、そして、ボーラ・アルゴン18とチーム ジャイアント・アルペシンが先導するメイン集団は、猛スピードでラスト1kmへと飛び込んだ。
ゴール前600mの最終コーナーでも、いまだドイツの黒ジャージ2チームが先頭を突っ走っていた。ところが、チーム ジャイアント・アルペシンの発射台が最前線から退くほんの寸前に、深い青のジャージが先攻を仕掛けた!オリカ・バイクエクスチェンジのマグヌス・コルトだった。広い道の反対側からは、第16ステージのスプリントを制したジャンピエール・ドラッカーも猛烈なスピードで上がってきていたが……、この日もブエルタの女神は勝利未経験者に微笑みかけた!
今大会通算12人目のグランツール初勝利を、我々は目撃することになった。しかも第4ステージのリリアン・カルメジャーヌ、第7ステージのヨナス・ヴァンヘネヒテンに次ぐ、今大会3人目のグランツール初出場・初勝利でもあった。所属チームのオリカ・バイクエクスチェンジにとっては、第6ステージのサイモン・イェーツ、第12ステージのイェンス・ケウケレール(2人共やはりGT初勝利)に続く3人目の区間勝利だった。
最終盤の小さな分断で、先頭集団は60人ほどにまで数を減らしていた。もちろん総合上位20選手は、揃ってコルトと同じ先頭集団で何事もなく1日を終えた。日本の新城幸也は先頭集団で、長きにわたって前線で奮闘した別府 史之は、4分4秒遅れの集団でゆっくりとステージを締めくくった。
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