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サイクル ロードレース コラム 2016年9月9日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2016 第18ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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<選手コメント>

■マグヌス・コルト(オリカ・バイクエクスチェンジ)

長いスプリントだった。最後のカーブに好ポジションで入るよう注意を払った。閉じ込められやしないかと、少しひやひやさせられたけれど、第2ステージ以降ちょっと自信もつけていたんだ。チャベスやイェーツがプロトン前方に留まるよう、チーム全体で配慮を続けていたから、ぼくはただみんなの後輪に入って、自分のスプリントのために力を蓄えた。ゴール前3km、チームみんながあるべき場所にいた。だからようやく、ぼくは自分のことだけを考え始めた。ある意味、チームがぼくを助けてくれたんだ。

ファンタスティックだよ。ぼくにとって初めてのグランツールだ。最終週だからぼくらみんな疲れているけれど、こんな勝利のおかげで、やる気を高く持ち続けられる。ぼくの周りには素晴らしいチームメートが揃っているし、総合につけている選手さえいる。おかげでぼくらみんな、最終週になっても、意欲も集中力も保ち続けられているんだ。

(この勝利は)多くの意味を持つ。勝利を夢見る若い選手たちは、「自分にはレースを勝てるんだ」と証明しなければならない。キャリアのこれほど早い段階で、こんな大きな勝利を手に入れられるなんて、ファンタスティックだよ。ぼくはまだ若いし、成長の過程にいる。まだ夢を追い求めている真っ最中だ。自分はなかなかのスプリンターだと思うけど、トップスプリンターほどの速さはない。でも、上りも、かなり上手くこなせる。だからこの先は、ベルギークラシックスペシャリストとして、成長していきたいと願ってる。(レース公式リリースより)


■別府 史之(トレック・セガフレード)

勝利ではなかったけれど、何かをトライしよう、何かをしてやろう、という試みが認められたのは嬉しい。昨日は調子が良くなかった。だから今日は、逃げに乗ってやろうというモチベーションが高かった。ただ最終目標は、フェリーネのスプリントのためだったんだ。

プロトンとちょっとした駆け引きを試みた。スピードを一旦落として、それから、第2カテゴリーの山岳のラスト3kmで本気の加速を始めた。タイム差は縮まって、広がって、再び縮まった。ぼくらは、必死に努力した。でも、簡単なことではなかった。ラスト30kmは向かい風が吹き付けていたから。ぼく自身は満足している。だって、ようやく逃げに乗ることができたわけだから。前を走る喜びを噛み締めた。逃げられたことに満足している。それに、まだ、大会は終わっていない。まだ3日間残っている!(チーム公式ホームページより)


■ナイロ・キンタナ(モヴィスター チーム)
明日のタイムトライアルはかなり長い。でも、スペシャリスト向けだとも思わない。上りパートがあるし、起伏やカーブもいくつも潜んでいる。好タイムを出し、堂々とジャージを守りたい。これはぼく個人にとって大いなる挑戦だ。タイトルに徐々に近づいている、と言いたいけれど、でもまだこの先に重要なステージが2つ残っている。注意深くあらねばならないし、土曜日はアタックに警戒しなきゃならない。明日はより単純で、ただ自分のバイクにまたがって、自分の走りだけに気を配ればいい。マイヨ・ロホのおかげで、間違いなく、アドレナリンが出ているよ。まさしくボーナスのようなものだ。明日もジャージを守りに行くし、チームさえついていたら、土曜日も問題なく終えることができるだろう。明日は冷静に過ごすつもり。午前中に走りに行って、コースを下見して、それからウォーミングアップを開始する。(レース公式リリースより)

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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