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【岐阜女】成長著しい下級生軍団の活躍と粘り強いディフェンスでインターハイ3位の八雲学園を圧倒 | ウインターカップ2022
ウインターカップコラム by 青木 崇岐阜女子 9番 川崎楓佳
「オフェンス力が高いチームですので、どのくらいディフェンスができるかというのはチームの課題として準備してきました」と岐阜女の安江満夫コーチが語ったように、インターハイで3位となった実力校の八雲学園相手には、ディフェンスで試合をコントロールできるかがカギ。1Qは八雲学園のオフェンスが機能するシーンも多く、21対17のスコアでリードを奪いながらも、攻防は一進一退と言えるものだった。
しかし、2Qになると岐阜女は選手個々がディフェンスの強度を上げると同時に、質の高いヘルプとローテーションで八雲学園のオフェンスを完全にスローダウンさせることに成功。2Q6分33秒に田中愛聖にレイアップを決められて25対23に詰め寄られた後、3Q7分44秒までの8分49秒間、岐阜女は八雲学園を無得点に抑えてしまう。
11連続得点で前半を終えた勢いは、後半になっても止まることなく、攻防両面で試合を支配し、リードは最大で30点まで広がった。八雲学園を50点に限定させたディフェンスについて、安江コーチは大きな手応えを感じている。
「自分のマイマン(マッチアップしている選手)と隣のディフェンスをしっかり守れるように指示をしました。練習してきた通りのことができましたので、よかったと思います。基礎体力も上がってきましたし、大きいところ(ジュフ・ハディジャトゥと平山真穂)にはもう1、2歩要求していきたいんですけど、これも一つ一つの経験が財産になってくると思います」
今年の岐阜女は先発で出ている3年生が一人と、下級生が軸のチーム。3回戦で大阪薫英女学院に敗れてインターハイを終えたが、その後U18トップリーグに参加できたことは下級生たちの成長、自信のレベルを上げる点で大きなプラス。安江コーチが「(トップリーグの経験は)大きいですね。僕は自分勝手にうちのためにみんな集まってもらったと思っているくらいいい風に解釈して、本当に一番いい経験をさせていただいてます」と話したように、八雲学園戦では平山が18点、12リバウンド、ジュフが13点、13リバウンドと、フロントラインを構成する2年生のダブルダブルを達成するなどチームを牽引。司令塔を務める林琴美も、1年生と思えない落ち着いたゲームメイクを見せるなど、下級生たちが着実にステップアップしているのは明らかだ。
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