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バスケット ボール コラム 2019年8月5日

【インターハイ女子決勝】成長著しい留学生アマカを軸に、遂行力の高さを発揮した桜花学園が2連覇達成

バスケットボールレポート by 青木 崇
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バスケインターハイ 女子コラム

スターター5人中4人が2ケタ得点を記録するなど、チームとしてセットオフェンスをしっかり機能させた桜花学園の快勝だった。エースの平下愛佳が岐阜女にファイスガードで対応されてボールをもらえない状況を井上眞一コーチは「予想していなかった」と語ったが、岡本美優のドライブや前田芽衣の3Pシュートでしっかりと得点を重ねたことも勝因の一つだろう。

しかし、この試合で強烈な存在感を示したのは、2年生センターのオコンクウォ・スーザン・アマカだ。バスケットボールの経験があまりなかった状態で昨年の優勝に貢献したが、今年はインサイドの核として得点機会を着実にモノにするようになってきた。ゴール下でポジションを確保してからのレイアップだけでなく、ポストアップからフットワークを駆使してのターンショットなど、スキルのレベルアップが著しい。

岐阜女はイベ・エスター・チカンソ、ジョル・セイナブライという留学生2人を擁する。しかし、得点源でアマカとマッチアップするエスターが1Q残り3分弱で2ファウルになって以降、桜花学園は試合の大半で主導権を握っていた。1Q終了間際にスティールからそのままフィニッシュするなど、12?2のランで7点のリードを奪う原動力となったアマカについて、井上コーチは「ビックリしましたね、インターセプトしてレイアップに持っていたのは。最後落とすかと思ったけど…。あの子は入学した時は素人だったんですけどけど、よくバスケットを覚えましたね」と称賛する。

2Q序盤で岐阜女の司令塔である藤田和が3Pやドライブで得点を奪うなど、12-2のランをお返しし、中盤で23対23の同点に追いつく。しかし、桜花学園は故障で登録から外れた平下結貴に代わって先発のガードを務める前田芽衣が、トップから3Pシュートを決めて勝ち越すと、岡本が得意のミドルレンジのシュートとドライブからのフィニッシュで突き放し、8点リードで前半を終えた。

後半になっても桜花学園の流れは止まらず、アマカと岡本のフロントラインが得点源として堅実な仕事をし、3Q中盤でリードを15点に広げる。「隙がないチーム」と岐阜女の安江満夫コーチが語っていたように、4Qになってからはキャプテンの平下がようやくスコアラーとしての本領を発揮。桜花学園は2ケタのリードを最後まで維持した結果、72対59のスコアで2連覇を成し遂げた。

バスケインターハイ女子コラム

5年連続でインターハイの頂点を争うことになったライバル相手に、アマカの25点、19リバウンドを筆頭に、岡本が16点、平下が13点、前田が11点を奪うなど、桜花学園はバランスよく得点を奪うことに成功。「あの子は日本語を覚えるのが早いので、味方にいろいろ指示を出すようになったくらい成長した」と井上コーチから評価されているように、適応能力と吸収力がすごいアマカがさらに成長する可能性を考えると、ウィンターカップでの桜花学園はよりパワーアップしても驚かない。

もちろん、ライバルである岐阜女も、インターハイの雪辱とウィンターカップ2連覇を目指し、今後もハードワークを続けるはずだ。司令塔の藤田とシュート力が自慢の林、インサイドの核となるエスターなど、質の高い選手を揃えている。3位となった大阪薫英女学院と大阪桐蔭の奮闘も称賛に値するものの、桜花学園と岐阜女が高校女子のバスケットボール界を牽引する時代は、まだまだ継続すると見るのが妥当だろう。

文:青木 崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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