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野球 コラム 2026年10月10日

チーム一丸で突破へ、村上宗隆が大一番へ

MLBコラム by 山田 結軌
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練習中にガッツポーズを決める村上

ホワイトソックスの今季は、最後の1試合に集約された。ガーディアンズとの地区シリーズは敵地で2連勝しながら、本拠地で2連敗。2勝2敗で迎える第5戦に勝てば、2005年以来21年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出。敗れればシーズン終了となる。

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

村上宗隆(26)はメジャー初のポストシーズンで6試合に出場し、打率.217(23打数5安打)、1本塁打、5打点。ワイルドカードシリーズ第1戦で先制犠飛、地区シリーズ第1戦では先制&決勝の2ラン、第2戦でも適時打、第4戦は満塁から押し出し四球を選んだ。

6試合中4試合で打点を記録。5打点は2005年の井口資仁に並ぶ、ホワイトソックス新人のポストシーズン最多タイとなった。

村上がポストシーズンで繰り返してきたテーマは、個人成績よりもチーム全体だった。「みんなが活躍できていますし、打線も線になって戦えている。ブルペン陣もすごくタフなゲームの中で、しっかり投げてくれています。本当にチーム全体の力を発揮できていると思います」と語っている。

ポストシーズン リーグチャンピオンシップシリーズ

その土台は9月からできていた。

「勝つんだ、という強い意識がチーム内で共有されていました。バントだったり、進塁打だったり、小さな部分も含めて、勝つために一人ひとりがどうプレーするかをチーム全員が共通認識として持っていた」

若いチームが終盤戦を勝ち抜き、ポストシーズン進出を果たした背景にある意識を、村上はそう説明した。ウィル・ベナブル監督(43)も、若さを弱点ではなく武器と捉える。「どんな状況でも、彼らのエネルギーや野球を楽しむ姿勢は変わらない。自分たちらしく、仲間のためにプレーしている」。追い込まれた状況でも、それまで積み上げた野球を変える必要はないという。

バルガスとじゃれ合う村上

ガーディアンズとはレギュラーシーズンから接戦を重ねた。指揮官は「この2チームなら、こうなる気もする。地区優勝を最後まで争い、今度はリーグ優勝決定シリーズ進出を懸けて第5戦を戦う。ふさわしい展開だ」と語る。

第5戦はショーン・バーク(26)が先発。第2戦では5回1/3を1安打1失点、6三振と好投した。2勝0敗から追いつかれ、今度は後がない。それでもホワイトソックスが求める野球は変わらない。

地区シリーズ第1戦後、村上は「こうやってポストシーズンに出て、チーム一丸となって勝つというのが僕の目標でした」と語った。その言葉通り、最後も一人ではなく全員で勝つ。21年ぶりの次のステージへ、今季最大の一戦に挑む。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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