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野球 コラム 2026年11月6日

大谷翔平&鈴木誠也のシルバースラッガー賞は激戦!?

MLBコラム by 山田 結軌
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大谷は5度目の受賞なるか

シルバースラッガー賞はどの数字を評価するのか。現代野球が示すデータに裏付けされた打撃の質か、それとも積み上げた本塁打、打点の数か。今季の大谷翔平(32)と鈴木誠也(32)の受賞争いは、その難しさを映している。

11月5日(日本時間6日)、同賞の最終候補が発表された。1980年創設の「打撃版ベストナイン」で各球団の監督とコーチの投票で選出される。外野手はポジションを区別せず各リーグ3人が選ばれる。

大谷はナ・リーグDH部門で4年連続5度目の受賞を狙う。135試合で打率.275、30本塁打、81打点、OPS.889をマーク。左膝と右上腕二頭筋の負傷に苦しみ、9月11日に負傷者リスト(IL)入り。23日に復帰したが、2024年の54本、2025年の55本に続く3年連続50本塁打は逃した。

対抗馬はフィリーズのカイル・シュワーバー(33)。156試合、701打席で45本塁打、97打点、OPS.857。大谷より21試合、83打席多く、本塁打では15本上回った。ただ、OPSと攻撃WAR(打撃や走塁、守備位置補正を含む指標)は大谷が優勢。攻撃WARは3.3 vs. 2.7で大谷は投手としての貢献は含まず、シュワーバーを上回っている。

同賞の公式発表を担当する米メディア『ファンサイデッド』は大谷について「負傷に苦しんだ不本意なシーズンでさえ、ライバルたちの最高の成績に見える」と評価した。

初受賞がかかる鈴木

カブスの鈴木は初受賞を目指す。3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で右膝を負傷。開幕から欠場したが、143試合で打率.270、26本塁打、86打点、OPS.841で打線の中心を務めた。

外野手部門では45本塁打の同僚ピート・クロウ=アームストロング、OPS.891のジェームズ・ウッド(ナショナルズ)の受賞は確実視されるため、実質的に外野手部門の残り1枠を争う。

主要なライバルはパドレスのフェルナンド・タティスJr.、カージナルスのジョーダン・ウォーカー、ブルワーズのジャクソン・チューリオ。攻撃WARは鈴木3.7に対し、タティスJr.4.6、ウォーカー4.1、チューリオ3.6。一方で鈴木は3選手をOPSで上回る。

ただし高いOPSや攻撃WARが受賞に直結するわけではない。2024年のア・リーグ外野手部門では、OPS.834、攻撃WAR6.5のジャレン・デュラン(レッドソックス)を抑え、44本塁打、OPS.814、攻撃WAR3.4のアンソニー・サンタンデール(当時オリオールズ/現ブルージェイズ)が受賞した。投票者の監督、コーチが何を評価するかで結果は変わる。

受賞者は11月17日(日本時間18日午前8時)に発表される。大谷は日本選手最多を更新する5度目、鈴木はイチロー、大谷に続く日本選手3人目の栄誉が懸かる。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

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yukiyamada_mlb

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