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野球 コラム 2026年11月5日

鈴木誠也、初FAで日本打者最高額の159億円超契約へ

MLBコラム by 山田 結軌
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カブスとの契約を終えFAになった鈴木

カブスとの5年8500万ドル(約134億4000万円)の契約を終え、初めてFAとなった鈴木誠也(32)の新契約を巡り、米国の主要2媒体がほぼ同じ水準を示した。

『ファングラフス』は鈴木を今オフのFA全体2位に評価。ベン・クレメンス記者は4年1億800万ドル(約171億4000万円)、年平均2700万ドル(約42億8000万円)と予測した。

契約情報サイト『スポトラック』も4年1億996万ドル(約174億5000万円)、年平均2749万ドル(約43億6000万円)と算出。ともに「4年・1億ドル超」で一致している。『ファングラフス』は鈴木を今オフのFA市場で最高の打者と評価した。

パドレスとのワイルドカードシリーズ敗退後、鈴木は初めて迎えるFAについて語っていた。

「FAは僕が初めてになるので、どういう動きでどう話が進んでいくのか全く想像できない」

今季は143試合で打率.270、26本塁打、86打点、OPS.841、OPS+131。OPS+は100をリーグ平均とする指標で、平均を31%上回った。

2023年から4年連続で20本塁打以上、OPS+125以上を記録した打者は大谷翔平(32)、フアン・ソト(28)、ラファエル・デバース(30)、ブライス・ハーパー(34)と鈴木を含む5人だけで、右打者は鈴木だけだ。

笑顔で練習中の鈴木

守備評価も上昇した。右翼では、OAA(平均的な右翼手と比べて何個アウトを増減したかを示す指標)+5、FRV(守備全体の貢献を得点価値に換算した指標)+7、DRS(平均的な右翼手と比べて何点分の失点を防いだかを推定する指標)+14を記録し、ゴールドグラブ賞の最終候補に初選出。打撃専任ではなく、守備で評価を向上させたことは契約交渉ではプラスになる。

近年の相場では、テオスカー・ヘルナンデスが32歳でドジャースと3年6600万ドル(約104億7000万円)、アンソニー・サンタンデールが30歳でブルージェイズと5年9250万ドル(約146億8000万円)、カイル・シュワーバーが32歳でフィリーズと5年1億5000万ドル(約238億円)を結んだ。

総額1億ドル(約159億円)を超えれば、二刀流の大谷を除く日本人の打者では、吉田正尚(33)がレッドソックスと結んだ5年9000万ドル(約142億8000万円)を上回る史上最高額となる。

契約時期も重要だ。カブスから提示された1年2315万ドル(約36億7000万円)のクオリファイング・オファー回答期限は11月17日午後4時(米東部時間、日本時間11月18日午前6時)。

現行の労使協定は12月1日に期限を迎える。トップFAに位置する鈴木が、ロックアウトの可能性を前に11月中に大型契約をまとめる展開も注目される。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

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