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DFAとなった前田健太
デトロイト・タイガースの前田健太が、MLB40人枠から外れる『DFA』となった。今後、日本人ベテラン右腕は、ウェーバーを経てFAとなる可能性が高くなった。
『MLB.com』は現地5月1日(日本時間2日)、「マエダがタイガースの豪腕有望株に道を譲る」と題した記事を掲載。
その冒頭で「1人のベテラン投手が、キャリアの岐路に立たされる一方で、将来を有望視される投手のキャリアが幕を開ける。木曜にタイガースはベテラン右腕のケンタ・マエダをDFAとしたが、これにより9年間で3チームを渡り歩いた37歳のメジャーリーグにおけるキャリアが終焉を迎える可能性が出てきた」とした。
その上で、「マエダの代わりとして、デトロイトはプロスペクトランキング27位で、昨夏のトレードデッドラインの際に、カーソン・ケリーとのトレードでテキサスから獲得した豪速球リリーバー右腕のタイラー・オーウェンズを昇格させた」と伝えた。
記事によると、今回の決断についてタイガースのAJ・ヒンチ監督は、「これは難しい。調子の良いときの彼は、我々を助けてくれいただけにね。そして、彼が苦しんでいるとき、我々は彼を軌道に戻してあげることができなかった」。
「彼のここでの時間を終わらせてしまうのは悔しい。ただ、我々が若い選手や若い投手にチャンスを与えたいのも事実だ」と述べたとのこと。
今季、前田はここまで7試合に登板し、8イニングを投げて防御率7.88としていたが、そんな精彩を欠いていた右腕について、同監督は、「この春の時点でさえ、我々は彼の動きや投球ぶりを見て心を躍らせていたんだ」。
「ただ、シーズンが始まると、暗転し始めた。我々はいくつか微調整を行い、変化や適応を試みた。しかし、望み通りの成果は出ず、試合でも結果が出なかった」と述べていた。
この結末については、「彼はただ、調子を取り戻せず、もっと貢献できなかったことにがっかりしていた。彼は、これまでの我々との間での意思疎通で常にそうであったように、敬意を払ってくれていた」。
「彼にとっては、フラストレーションの溜まる時期だったと思う。我々は調子の上がらなかった選手たちのサクセスストーリーをたくさん紡いできたが、今回はそうはならなかった」と悔しさを滲ませている。
J SPORTS 編集部
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