人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2024年1月27日

【広島好き】カープ、2024年のカギを握る辰年生まれの『年男』

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

小園はプロ3年目の2021年に113試合に出場し、規定打席に達して打率.298をマーク。2022年は127試合出場で打率.266でしたが、開幕当初はクリーンアップを任されるなど、遊撃のレギュラー格となりました。昨季は自身の打撃不振や矢野雅哉の台頭、田中広輔の復活などもあり、80試合出場に終わっていますが、9月の月間打率.348とシーズン終盤に復活し、侍ジャパンでの活躍につなげています。

その小園と、昨季の後半戦で二遊間を組むことが多かった羽月隆太郎。羽月は代走、守備要員としてプロ2年目の一軍昇格から着実に出場試合数を伸ばし、昨季はここ一番の代走を中心に、50試合出場でチームトップの14盗塁を記録。打撃面でも、交流戦で千葉ロッテの佐々木朗希から適時打を放つなど、ポスト菊池涼介としてセカンドの定位置を狙う存在となっています。

もう1人は昨季、2年ぶりの一軍昇格で本塁打も放った林晃汰です。林はプロ3年目の2021年に102試合に出場して10本塁打をマーク。チームで希少な左の大砲候補としてブレイクの兆しを見せました。しかし、93三振と確実性を欠く打撃で、翌2022年は一軍出場なしに終わりました。

昨季もわずか20試合の出場に終わった林ですが、5月には2年ぶりの一軍でマツダスタジアムのライト2階席看板を直撃する特大の一発を放ちました。長打力不足のチームで、長く日本人選手のレギュラー不在のサードとして、今季こそ覚醒が期待される選手です。

グラウンドの内外での司令塔、リーダーとして欠かせぬベテラン捕手に、将来のチームを背負って立つ主軸候補、さらに自らの武器を生かして定位置奪取を狙う2人の内野手と、今年の『年男』の動向が、チームの成績を左右しそうです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ