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野球 コラム 2023年11月24日

【広島好き】西川龍馬、オリックスへ移籍。過去、カープからFA移籍した主力打者を調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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そして、2008年にこちらも阪神に移籍した「4番打者」が、現監督の新井貴浩です。ドラフト6位入団の新井は、1年目から7本塁打をマークするなど長打力が評価され、4年目の2002年には初の全試合出場で、28本塁打を記録。金本が移籍した2003年からは4番に抜擢され、不振に苦しんだ時期もありましたが、05年に43本塁打で初タイトルを獲得しました。

移籍前年の2007年も144試合フル出場で打率.290、28本塁打、102打点と好成績を残しています。涙の移籍会見で縦ジマのユニフォームを着た2008年は、開幕から好調をキープしましたが、夏に行われた北京五輪で腰椎の疲労骨折を発症して94試合出場で打率.306、8本塁打、59打点に終わり、チームも前半戦の独走状態から巨人に逆転優勝を許しています。

カープはM・ブラウン監督時代で、旧市民球場最後のシーズンとなった2008年は69勝70敗5分の4位と健闘しましたが、マツダスタジアム1年目の2009年は65勝75敗4敗で5位に終わっています。

「4番打者」ではありませんが、側近のFA移籍した主軸打者が2019年の丸佳浩。丸は2007年高校生ドラフト3巡目の入団で、打撃3部門でのタイトルはありませんが、2013年は盗塁王、2017年は最多安打に輝き、2016年からのリーグ3連覇時には、田中広輔、菊池涼介との「タナキクマル」でチームの中心選手として活躍しました。

移籍前年は125試合出場で打率.306、39本塁打、97打点と本塁打、打点でキャリアハイを記録。移籍1年目の2019年は143試合出場で打率.292、27本塁打、89打点と数字こそ落としたものの、巨人のリーグ優勝に貢献し、カープ時代からの『ひとり4連覇』を達成しています。

面白いのが西川もドラフト5位入団と、カープからFA移籍する主軸打者はドラフト下位指名選手が多いようです。西川は球団初のパ・リーグへの移籍となりますが、新天地でどんな活躍を見せるのか、そしてカープの順位はどうなるのか。注目しましょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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