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初戦先発予定の床田寛樹
球団史上初となるレギュラーシーズン2位でのクライマックスシリーズ進出を果たした今季のカープ。負け数わずか1の差で3位となった横浜DeNAとのファーストステージはどんな戦いになるのか。今季のデータを振り返ってみましょう。
まず、今季のチーム対戦成績は14勝10敗1分と勝ち越していますが、マツダスタジアムでの7勝5敗1分は横浜スタジアムでの7勝5敗と差がなく、特にホームの優位性は見られません。チーム打率はマツダの.254に対して横浜では.248、同防御率はマツダ2.27、横浜3.50と、投手陣にとって有利な数字となっています。
選手別に見ると、まずは投手で第1戦に先発予定の床田寛樹は、今季横浜DeNA戦で7試合に先発して3勝1敗、防御率1.88と好成績を残しています。対打者成績では、牧秀悟(対戦打率.238)、宮崎敏郎(以下同.267)と主軸2人は抑えており、.304の佐野恵太が右手骨折で欠場するのは好材料と言えそうです。要注意の打者はソト(.500、2本塁打)と大田泰示(.500)の2人で、打数は少ないですが、捕手の山本祐大も.429と警戒が必要です。
第2戦に先発予定の森下暢仁は、2試合の先発で1勝0敗、防御率は2.77ですが、プロ4年間の成績は16試合で7勝3敗と、相性は悪くないようです。今季の対打者成績では、こちらも佐野(.500)の不在は有利な条件と言えますが、大和(.750)や楠本泰史、京田陽太(いずれも.400)など、伏兵に注意が必要なようです。
リリーフ陣では、矢崎拓也が13試合で2.19、島内颯太郎は12試合で防御率2.45とまずまずの成績ですが、栗林良吏が11試合で同3.60で、2敗を喫しており、復帰が見込まれるターリーは7試合で3.86ですが、4勝と勝ち運はあるようです。
野手で横浜DeNA戦に強いのが西川龍馬で、チームトップの対戦打率.414、2本塁打、10打点をマーク。小園海斗も.400を記録し、菊池涼介が.324、堂林翔太が.311で続きます。
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