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野球 コラム 2023年10月7日

【横浜好き】最後に届かず3位でクライマックスシリーズへ。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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ハマスタでの今季レギュラーシーズン最終戦となった10月1日の中日戦は、先発の大貫晋一が圧巻の投球。9回を投げて被安打2、奪三振は3つのみだが凡打の山を築き、プロ初となる完封勝利をマークした。

打線は右手首手術で離脱した佐野に代わって3番に入った大田泰示が初回の先制打から2打席連続タイムリーで2打点の活躍。その大田と伊藤光が3安打猛打賞、さらに関根、牧秀悟、宮崎がマルチ安打で14安打を記録した。

1日の最終戦で広島が敗れ、勝てば2位浮上でCS地元開催が決まる4日の巨人戦。自身12連勝中の東克樹を先発に立てて必勝体制で挑んだが、打線が自身初の2ケタ勝利を狙う山崎伊織の前にわずか2安打と沈黙。

初回先頭打者の林琢磨が安打を放った後、2回以降は8回まで全て三者凡退とお手上げの状態だった。9回にようやく代打で登場した楠本泰史が安打を放ち、相手ミスもあり無死1・2塁と一打同点、逆転のチャンスをつくったが、林が送りバントを決められず、関根が内野フライ、最後は代打の藤田一也が三振に倒れてゲームセットとなった。

東は8回完投1失点の熱投も打線の援護がゼロ。2回に吉川尚輝に打たれたタイムリーの1失点が致命傷となり、自身の連勝が12で止まり、チームはCS地元開催を逃した。

*****

29日からの4試合の個人成績を見ると、投手は先発で勝利投手となったのが完封勝利の大貫のみ。東も8回1失点と好投しましたが、自身5月25日以来の黒星となりました。リリーフでは、いずれも2試合登板で防御率0.00の投手が3人。ウェンデルケンが2セーブ、伊勢と上茶谷は1勝1ホールドを記録しています。

野手は自身2度目の首位打者に輝いた宮崎が14打数5安打の打率.357、最多安打のタイトルを獲得した牧が、4試合で15打数5安打の打率.333と安定の活躍。大田は3試合で10打数4安打の打率.400と攻撃陣を引っ張りました。

MVPは、投手が投球数97で100球以下での完封を称する『マダックス』を達成した大貫、野手は9月以降に1番でのスタメンが増え、10月の2試合では3番を任されるなど、ポストシーズンでは今季絶望となった佐野の穴埋めを期待したい大田を選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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