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野球 コラム 2023年10月7日

【広島好き】短期決戦のポストシーズン、4番バッターは?『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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プロ野球2023公式戦

【ハイライト動画】広島 vs.阪神(9月30日)|8回、末包昇大が値千金の決勝本塁打

◆ブルペンに世代交代の波

9月26日の中日戦、8回2死から登板した島内颯太郎がホールド(H)を記録し、今季41ホールドポイント(HP)でリーグトップに浮上。最終的に42HPで最優秀中継ぎ投手賞を獲得した。今季の島内は6月25日から18試合連続無失点を記録するなど、勝ち試合の8回を任されるセットアッパーとして定着。シーズン終盤も9月14日以降は9試合連続無失点で2勝4Hをマークし、プロ5年目の初タイトルとなった。

1日の最終戦では、今季限りでの現役引退を表明した一岡竜司が6回に登板。代打で登場した島田海史に8球粘られながらも、全球ストレートで見逃し三振に打ち取り、スタンドから暖かい声援を浴びた。

一岡は2014年にFA移籍した大竹寛の補償選手として入団し、1年目から31試合に登板して防御率0.58、2勝0敗2セーブ(S)、16Hと大ブレイク。その後もリーグ3連覇時の2017、18年には2年連続で59試合に登板するなど、ブルペンに欠かせぬ存在となり、昨季は通算100HPを達成した。プロ12年間の通算成績は290試合で17勝14敗7S、84H。引退セレモニーのスピーチでは「広島の人間になれたかな」と晴れやかな表情だった。

◆短期決戦のポストシーズン、4番は?

今季はマクブルームから始まり、松山竜平、西川龍馬、デビッドソン、菊池涼介、上本崇司、堂林翔太と7人が4番で起用された。シーズン終盤は堂林が定着し、来季以降を期待する声もあったが、23日に2安打したのを最後に、5試合22打席無安打でレギュラーシーズンを終了。

CSでは9月末に復帰した西川の起用が現実的と思えるが、復帰後の4試合は打率.200、9月の月間打率も.143と本調子には程遠い状態。そこで注目したいのが末包昇大で、先週の4試合は14打数6安打、9月は月間打率.298、4本塁打と勢いがある。レギュラーシーズンでは一度も4番起用がなかったプロ2年目の大抜擢があるか、注目される。

*****

今季レギュラーシーズン最後となる週間MVPは、投手が2戦連続セーブでシーズンを締めくくった栗林良吏をCSでもフル回転の期待を込めて選出。野手は30日に値千金の決勝弾を放った末包でいきたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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