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菊池雄星(ブルージェイズ)
ブルージェイズの菊池雄星は現地8月22日(日本時間23日)、ここ2試合連続して好投しながらもお預けとなっていた、MLBキャリア初となるシーズン2桁勝利を期して、敵地カムデンヤーズでのオリオールズ戦に先発登板。
4回2/3を投げ、7安打3失点、6奪三振1四球で降板し、勝敗はつかなかった。試合は10回に3点を勝ち越したブルージェイズが6-3で勝利し、ワイルドカード争い4番手の座を維持した。
◆試合結果
ブルージェイズ|2 0 1 0 0 0 0 0 3|6
オリオールズ |0 0 0 2 0 0 0 0 0|3
『AP通信』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、この日の試合に先発した日本人左腕について、「4回2/3を投げて7安打3失点」と、投球内容を手短にまとめた上で、「左腕が自責2点以上を許したのは、7月6日以来、7試合ぶりのことだった」と、この日はシーズン後半に菊池が定めた、かなり高めの水準を久々に下回ったことを伝えた。
一方、『MLB.com』は試合後に掲載したレポート記事の中で、ジョン・シュナイダー監督による「これは張り詰めた厳しいシリーズ。今日のような勝利は、チーム全体の努力によるもの」とのコメントを引用した。
その上で、5回途中、82球という早めのタイミングで菊池から2番手のユミ・ガルシアへと継投した理由について、ワイルドカード枠を争う状況により「1点差を守るためアグレッシブなアプローチを採った」とし、それでもブルージェイズがその回、同点に追いつかれたことから「当初、この動きは上手く行かなかった」としつつ、「その後はブルペンが零封」と、総力戦による勝利を伝えた。
目下、ブルージェイズは3枠あるアメリカン・リーグのワイルドカード争いで4番目につけており、3番手につけるマリナーズとはわずか1ゲーム差だが、同記事では、「ジェイズはマリナーズと6試合あった直接対戦の成績を五分としているが、(レギュラーシーズンの最終成績で並んだ場合、次に適用される)他ディビジョンとの対戦では、シアトル(22勝11敗)がトロント(12勝23敗)に対し、大きなリードを築いている」と指摘。
最終的にワイルドカード枠を争う対象がマリナーズとなった場合、ほぼ確実に最終的なシーズン成績で相手を上回る必要があることを伝えている。
◆ア・リーグ東地区順位(現地8月22日現在)
1位 オリオールズ 77勝48敗 ゲーム差
2位 レイズ 76勝51敗 2.0
3位 ブルージェイズ 70勝56敗 5.5
4位 レッドソックス 66勝60敗 4.0
5位 ヤンキース 60勝65敗 5.5
◆ワイルドカード順位表(現地8月22日現在)
1位 レイズ 76勝51敗 ゲーム差+4.0
2位 アストロズ 72勝55敗 +0.5
3位 マリナーズ 71勝55敗 0.0
↑↑↑<プレーオフ進出>↑↑↑
4位 ブルージェイズ 70勝56敗 1.0
5位 レッドソックス 66勝60敗 4.0
6位 エンゼルス 61勝65敗 5.0
J SPORTS 編集部
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