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野球 コラム 2023年7月22日

【広島好き】前半最後の1週間はビジターで5勝1敗の2位ターン。今日から後半戦スタート。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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1点を追う5回に先頭打者としてバウアーの151キロの速球を右前に打ち返し、続く上本崇司の2塁打で三進、野間峻祥の内野ゴロの間に同点のホームを踏んだ。7回にも無死から中前打を放ち、相手守備がもたつく間に2塁へ。2死後に秋山翔吾の右前打で2塁からホームへ激走してこれが決勝点となった。

本職の投手では初回に1点を失ったが、2回以降は6回まで5イニング連続で三者凡退、7回は先頭打者に四球を与えたが、後続を打ち取り、7回1失点の好投でリーグトップタイとなる8勝目をマークした。

◆試練の夏場へ、リリーフ陣の奮闘

災害的な猛暑が続く夏場のペナントレースで、リリーフ陣が奮闘を見せた。オールスター前の6試合、先発陣で6イニング以上を投げたのは3人。前出の床田に加え、12日の森下暢仁は序盤からの再三のピンチをしのいで昨年8月以来となる完封勝利。15日の大瀬良大地は7回を投げて被安打2、1失点の好投も勝ち負けなしに終わった。

リリーフ陣で勝ち星が付いたのは13日の大道温貴、15日の栗林良吏、16日のターリーだが、圧巻だったのは横浜DeNAの3連戦全てでセーブを挙げた矢崎拓也。自らピンチを招きながら抑える劇場型スタイルも定着しつつあるが、4試合登板で3セーブ1ホールド、週間防御率0.00をマークした。

ターリーは、野村祐輔の先発試合で勝ち星を消したのがこれで2試合目となったが、いずれもチームは勝利している。大道は2試合登板で同0.00、その他の投手では島内颯太郎が3試合登板で同0.00と、新たな『8回の男』定着に期待がかかる。勝負どころとなる8月に向けて、新井監督が投手起用でいかなるマネジメントを見せるか、後半戦の注目すべき点のひとつになりそうだ。

*****

週間MVPは12日に決勝点となる値千金の2号2ラン本塁打を放つなど、週間打率.300をマークし、守備でも再三ファインプレーを見せた小園海斗を期待も含めて選出。投手は新守護神として、貫禄も感じられるようになってきた矢崎を選びたいと思います。

横浜での3連勝はいずれもロースコアの1点差ゲームでの勝利で、個人的には3連覇前の最後のリーグ優勝となった1991年のような戦いぶりだったように感じました。いずれにしても、まだまだ奥がありそうな新監督の采配に、後半戦も期待したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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