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第94回 都市対抗野球大会
【俺たちの都市対抗】オリックス・阿部翔太選手インタビュー
NTT西日本
近畿第1代表のNTT西日本(大阪市)は大阪ガスから2名(峰下智弘、三井健右)、日本新薬から1名(若林将平)、計3名の野手を補強した。泉口友汰、徳丸天晴、藤井健平と元々人材抱負なところに、よりすぐりの3名が加わるのだから、これは強烈だ。2次予選はベテラン右腕・濱崎浩太、新人左腕・伊原陵人が好投していて、田村孝之介、大江克哉とリリーフ陣も揃っている。投手陣には不安がないからこその補強戦略だろう。
昨年11月の日本選手権を制した、東海第1代表のトヨタ自動車(豊田市)も間違いなく優勝候補の一角だ。東海2次予選も先発陣は2年目の右腕・松本健吾、新人左腕・増居翔太、嘉陽宗一郎がいずれも好投した。松本は昨年の日本選手権で152キロを計測し、パナソニックから1安打完封勝利を挙げている。また、リリーフ陣も渕上佳輝、大ベテラン佐竹功年と強力だ。トヨタの投手陣も「厚み」については文句のつけようがない。
トヨタ自動車
また、正捕手の福井章吾は大阪桐蔭高校、慶應義塾大学でいずれも最終学年にキャプテンとして日本一を経験している24歳。彼の存在も力になるだろう。さらに東海第1代表としてよりすぐりの補強選手を3人(森田駿哉、中川拓紀、橋本恭太朗)揃えているのだから、間違いなく手強い。
昨年のチャンピオンENEOS(横浜市)は予選免除だったため、補強選手を使えないハンデがある。とはいえ名将・大久保秀昭の手腕、社会人ナンバーワン野手・度会隆輝の存在など、強みは明らかだ。投手陣も関根智輝、加藤三範と左右の2枚看板がいて、リリーフに柏原史陽らが控える陣容。2012年、13年と大久保監督のもとで都市対抗を連覇したチームが、10年後に栄光を再現する可能性は十分にある。
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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