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大谷翔平(エンジェルス)
『MLB.com』が現地6月29日(日本時間30日)付で「今季がすでに滅多にないシーズンとなっている7つの理由」と題した記事を掲載し、MLBの今季前半戦を総括している。
記事では冒頭で、「我々はまだ野球のシーズンの中間点に達したに過ぎないのだが、すでにそれより断然多くの出来事があったように感じられるし、まだ7月4日の独立記念日にさえなっていないのに、最初の81試合には、1シーズン分の出来事と興奮が詰め込まれていたようだった」と前置き。
そして、「起こったことの全てとルール変更が機能したことにより、今季は史上最高の前半戦だったように感じられる」とした上で、「試合時間の短縮」「内野シフトに関する会話が放送を席捲しなくなった」「盗塁が突如として復活」したことなどにより、「ほぼ毎日のように大きなストーリーがあるような感じがする」とした。
そして、「ドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)がMLBでは2012年以来となる完全試合を達成した前夜には、エンジェルスのショウヘイ・オオタニが2本塁打を放ちつつ、打者10人を三振に討ち取った」と、その実例を示した。
そして、記事のタイトルとなった7つの理由を列挙し、その筆頭に「ショウヘイ・オオタニが歴史を作り続けている」点をピックアップ。記事では、大谷について「彼は100年に1人の才能であり続けている」とした。
「彼の29本塁打、1.058 OPS、66打点(数字は現地6月29日時点)は球界トップであり、先発投手としてはと言うと、7勝3敗で、95回1/3を投げ127人の打者から三振を奪っている」と二刀流スターの今季前半戦を振り返りつつ、「彼は単に自然の猛威ではない」とした上で、「エンジェルスが遂に真っ当なプレーオフ進出候補となった今、彼は超強大なフォースである」と論じている。
記事では2つ目の理由として「ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が40/40を追っている」点を挙げ、ブレーブスのスター選手について、今季80試合を消化した時点で、19本塁打、51打点、打率.331、出塁率.408、36盗塁としていることから、「少なくとも現時点で最高のチームにおける最高の選手」と評している。
続けて記事では「その一方で、ルイス・アラエス(マーリンズ)は打率4割を追っている」点を3つ目の理由としており、4番手以降の小見出しは「エリー・デラクルーズ(レッズ)が我々を『ワオ』と驚かせている」「コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)はルーキーながらMVP候補」「レイズとオリオールズが最高の地区争いを繰り広げる」「レンジャーズが新たなテキサスの盟主に」となっている。
J SPORTS 編集部
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