人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2023年6月22日

【横浜好き】交流戦、19年目の初優勝!週間MVPは2週連続の牧秀悟と中4日で1失点完投勝利のバウアー。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

2勝1敗で勝ち越した千葉ロッテとの3連戦では、17日が10得点、18日は6得点と打線が爆発。17日は3回に佐野恵太の満塁走者一掃のタイムリー二塁打を皮切りに、牧のタイムリー、宮崎の2ランで一挙6点のビッグイニング。7回にも戸柱がダメ押し点となる満塁走者一掃のタイムリー二塁打を放った。

18日は『令和の怪物』佐々木朗希を攻略。名前をもじって『牧、集合!』と銘打たれ、17人の影武者が集合したこの試合で、本物の牧が同点打、勝ち越し打など4安打2打点と、本塁打が出ればサイクル安打の活躍。宮崎が2試合連続となる2ラン、佐々木朗降板後の8回には神里和毅がダメ押しの2点タイムリーを放った。

投手陣は17日が中5日登板となった大貫晋一が6回1失点で3勝目。18日は石田健大が5回1失点で降板した後、4投手が無失点リレー。2番手の森原康平が2勝目をマークした。

引き分け以上で交流戦優勝が決まる19日の北海道日本ハムとの最終戦。今季初先発となった上茶谷大河が4回無失点と好投し、大和と佐野のタイムリーでリードを奪ったが、三嶋一輝、伊勢大夢、そして山崎康晃と、ここまでチームを支えたリリーフ陣が打たれて逆転負け。自力での交流戦優勝決定を逃した。

*週間成績は、野手で週間打率3割を超えたのが、意外にも牧の1人だけですが、20打席以下では戸柱が同.455、大和が同.400と準レギュラークラスの選手がいい働きをしています。投手陣は先発で勝ちが付いたのが今永、バウアー、大貫の3人。リリーフ陣では森原が3試合、入江大生が2試合で無失点。復帰したエスコバーも2試合無失点を記録しています。

週間MVPは野手が数字だけでなく、雨天ノーゲームの試合も含めて印象深い活躍が目立った牧を2週連続で選出。投手は森原、上茶谷が地味ながらいい働きをしましたが、14日の完投勝利後、中5日で二軍戦に先発と、いよいよ『本気モード』に突入したバウアーとしたいと思います。

昨年までの過去17回(2020年は開催なし)の交流戦優勝チームのうち、同年にリーグ優勝したのは8チームと、確率としては半分以下ということになっています。それでも2015年には単年度勝率のワースト記録(.176)を記録するなど、苦手を超えた『鬼門』を克服しての初優勝は、4半世紀ぶりとなる『頂』へ向けて、吉兆となったことは間違いと言えるでしょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ