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大谷翔平(エンジェルス)
6月に入り改めて野球界の度肝を抜いている大谷翔平は、マウンド上でチーム最高の先発投手としてのパフォーマンスを示し続ける傍ら、打席ではMLB最高の打者として、6月はすで11本塁打をマークしているほか、6月の月間打率を.412、そして月間OPSは驚愕の1.527としている。
また、シーズンを通しての個人成績に目を向けると、現地6月19日現在、打者としては本塁打(24)、打点(58)、長打率(.632)、そしてOPS(1.015)でいずれもMLB単独トップに立っているほか、投手としては被打率(.178)でMLBトップに立ち、奪三振(105)でアメリカンリーグ3位につけている。
よく現地放送の実況で聞かれる「What can’t he do?」(彼のできないことは何?)という言葉通り、二刀流スーパースターとしての本分を遺憾無く発揮しているわけだが、そんな大谷のアメージングなパフォーマンスに引っ張られる形で、マイク・トラウトが本来の調子を取り戻しつつあるのは、現地火曜からドジャースとのフリーウェイシリーズ2連戦を迎えるエンジェルスにとって、何より歓迎すべきことと言えるだろう。
現地6月18日(日本時間19日)の敵地ロイヤルズ戦で、オオタニとトラウトの2枚看板が2者連続本塁打を放ってチームを快勝に導いたのは記憶に新しいところだが、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、現地19日付で「トラウトはオオタニ的にホットな波の開始点にいる」と題した記事を投稿した。
その冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは2週以上にわたり絶好調を維持しているが、同じくスーパースターのマイク・トラウトもまた、ヒートアップし始めた」と前置きした上で、二刀流スターの好調ぶりについて「またしても日曜に本塁打を打ったオオタニは、連続試合安打を15試合に伸ばしつつ、7試合連続長打もマークしているが、これは球団史上3番目に長い連続試合長打記録である」とまとめた。
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