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野球 コラム 2023年5月26日

ダルビッシュの心づかいとおもてなし

野球好きコラム by 山田 結軌
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その1人でもあるツインズの前田健太投手(35)には、右肘のトミー・ジョン手術を受ける前後でたびたび助言を求められ、それに応じてきた。

「自分がやっていたこと、さらに今現在、研究されていることを加味してこういうふうにするのがいいと思う、と話をしました」
例えば、リハビリ期間での体重の増量と体脂肪の適切な数値などについてアドバイスした。「食事量を多くして体重増ばかりを気にするのではなく、体脂肪もしっかり管理して、と伝えました」という。さらに続けて

「僕の理想は20%以下。体脂肪は12%以上で18%未満がいい。(体脂肪が試合中の)エネルギーになったり、関節の保護にもなる」
自らも手術を経験し、リハビリを経て、復活した。体調不良などもあり、苦しい時期も乗り越えた貴重なプロセスがある。後輩には最適解に“なるべく最短でたどり着けるように”との親心ならぬ“アニキ心”があるのかもしれない。

今季からパドレスとは42歳シーズンとなる2028年まで6年契約の延長を結んでいる。自らもさらなる成長を期しながら、知識と経験を惜しみなく伝えていくことだろう。

(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。

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@YamadaSANSPO

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