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野球 コラム 2023年5月25日

千賀滉大、今季ワーストの5与四球で黒星。ビジターでは防御率6.12と課題を残す

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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千賀滉大(メッツ)

前回の登板で渡米後で最高のパフォーマンスを見せたメッツの千賀滉大は現地5月24日(日本時間25日)、今季5勝目を期して敵地リグレーフィールドのカブス戦で先発登板するも、制球が定まらない中、鈴木誠也に適時二塁打を許すなど、5回106球を投げ、6安打3失点、6奪三振5四球で降板となり、今季3敗目を喫した。

◆試合結果
メッツ|0 0 2 0 0 0 0 0 0|2
カブス|0 0 3 0 0 1 0 0 X|4

現地紙『ニューズ・デイ』は同日付で電子版に「コウダイ・センガは苦闘し、メッツはマーカス・ストロマンとカブスに敗れる」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「アメリカでの最初のシーズンの1/3が過ぎたが、コウダイ・センガはマウンド上の予測不可能な謎のままでいる」と伝えた。

続けて記事では「彼は先週の最高の先発登板に、メッツがカブスに4-2で敗れた水曜の試合で、最悪の登板の1つを続けた」とした上で、「5回を投げ3失点したセンガは、6安打とシーズンハイの5四球を許すも、その程度にダメージを限定した彼の能力は、試合前にバック・ショーウォルター監督も説明したように、逆境に遭っても屈しない彼の特質によるものと言えるだろう」と伝えた。

さらに記事では、右腕の今季これまでの成績について、「センガは9試合に先発し、防御率3.94、1.52 WHIPとしている」と要約しつつ、「これら(の数字)は、ポテンシャルをフルに発揮していない先発ローテンションという文脈の中では悪いものではないが、彼がエースとして日本でやってきた事からは、急激な落ち込みである」と評した。

また、記事では「センガは本拠地シティフィールドで先発登板した4試合は、防御率1.57、1.17 WHIP」としているが、「それ以外の球場で先発登板した5試合は、防御率6.12、1.84 WHIPとしている」と、敵地のマウンドへのアジャストという課題を浮き彫りにしている。

なお、記事によると試合前、ショーウォルター監督は右腕のMLBにおける最初の2ヶ月を振り返り、「彼の過ごし方について、誇りに思っている。これまでと違う試練、ボール、町、球場、チームメイトなど、私は常に彼が適応しなければならなかった全ての物事を念頭に置こうとしてきた」。

「彼は素晴らしい質問をするし、コミュニケーション能力に長けている。彼は恐れていない。彼は日本でやっていた時と同じように、ここで成功しようと努めている」と賛辞を贈ったとのこと。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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