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野球 コラム 2023年5月16日

【広島好き】サミット開催の長期ロード前半は5勝1敗。苦手のビジターで貯金4。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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◆『不動のリードオフマン』菊池が確変モード

今季は開幕2戦目から1番に定着し、好調をキープしている菊池。先週は岐阜での3安打猛打賞を皮切りに、10日は2安打、11日は3安打、東京ドームでも12、13日に2安打と、5試合連続マルチ安打を記録した。

週間出塁率.424はトップバッターとして十二分の成績だが、12日には延長戦で試合を決定付けるグランドスラムを放つなど、勝負強さも光る。無安打に終わった14日には、二遊間の難しいバウンドを絶妙な反応で処理してダブルプレーを完成させるなど、『規格外』の守備も健在で、打撃好調の秋山翔吾とともに、攻守でチームを牽引する存在となっている。

◆『役者が揃った』先発投手陣

先週は6試合全てで、先発投手がクオリティースタートを記録した。9日の床田を皮切りに、10日は九里亜蓮が自身3度目となる完封勝利をマーク。3試合連続延長戦で先発陣に勝ち負けが付かなかった試合でも、11日のコルニエルが6回2失点、12日は大瀬良大地が7回2失点、13日も森下暢仁が6回2失点とゲームメイク。

14日はアンダーソンが7回無失点で昨季のデビュー戦勝利から巨人戦は3戦3勝と、新たな巨人キラー誕生を予感させた。今季は抜群の安定感を誇っている床田、九里の左右の両輪に、昨年10月の右ひじ手術で出遅れていた森下と故障でローテを外れていた大瀬良の新旧両エースも復帰し、リーグ屈指の先発ローテが確立されつつある。

*****

週間MVPは、投手では3試合連続延長戦を支えたリリーフ陣に多くの候補がいます。2日連続の勝ち投手など、4試合に登板して2勝1S、週間防御率0.00の矢崎拓也、同じく4試合登板で3ホールド、同0.00の島内颯太郎、さらにケムナ誠と塹江敦哉も2試合で無失点と好投しています。

ただ、そんなリリーフ陣に完全休養を与える自身3年ぶりの完封勝利を挙げた九里が、やはりMVPにふさわしいのではないかと考えます。野手は週間打率3割超えが多数いる中、前述の活躍で同.387の菊池と、3試合連続で代打成功の松山の一騎打ちの様相ですが、土壇場の痺れる場面で、ことごとく結果を残した松山にしたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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