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野球 コラム 2023年5月2日

【広島好き】4月は勝率5割、菊池涼介が1500本安打、両外国人も上昇ムード。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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プロ野球2023公式戦

【ハイライト動画】広島 vs. 中日(4月27日)菊池涼介が1500本安打&韮澤雄也がサヨナラ押し出し

29日には前述したデビッドソンが来日初タイムリー。この試合まで5本塁打、犠飛2を記録していたが、適時打は初となった。30日には上本崇司と磯村嘉孝が今季初本塁打を記録。先発したアンダーソンは、今季初勝利をマークした。

◆明暗が分かれた先発陣、そして守護神が…

27日に先発した九里亜蓮は、勝ち星こそ付かなかったが7回1失点の好投。5回の失点で自身の連続イニング無失点は19でストップしたが、ここまで4試合に先発登板して防御率0.68と好調が続いている。

29日のコルニエルは6回1失点で勝利投手の権利を得て降板したが、チームがサヨナラ負けで今季初勝利を逃した。先発転向の今季は、変化球を効果的に織り交ぜた昨年までとは違うスタイルで、ここまで2試合で防御率1.32と安定した投球を見せている。

28日の遠藤淳志、30日のアンダーソンは、ともに5回3失点だったが、遠藤が負け、アンダーソンが勝ちと、打線の援護で明暗が分かれた。心配なのが26日の大瀬良大地で、『積極的休養』から中11日での先発も、4回2失点で降板。左ハムストリングの故障で登録抹消となった。そして、29日に逆転サヨナラ弾を浴びて4敗目を喫した栗林良吏が、翌日ベンチ入りから外れて5月1日にこちらも一軍登録から抹消された。

栗林の抹消理由は右内転筋の強い張りということですが、心配していたことが早くも現実になった、というところでしょうか。先発とリリーフで柱となるべき2人の離脱は、チームにとって痛いと言うしかありませんが、1日も早く万全な状態で復帰することを祈るのみです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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