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野球 コラム 2023年3月1日

【広島好き】「健人」「奨成」「貴浩」「祐太」「来生」。カープの「中村」多すぎ問題

野球好きコラム by 大久保泰伸
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育成の2人は、投手の中村来生が高卒2年目で5月に20歳、外野手の新人・中村貴浩は大学出で4月に23歳。来生は身長190センチの長身右腕で、高岡第一高校時代は北信越エリアでは有望株としてスカウトの間では知られていた存在で、数年後の大変身が期待されています。

貴浩は新監督と同名で話題になりましたが、九州国際大学では3年秋のリーグ戦で本塁打王と打点王の二冠に輝き、MVPも受賞してチーム優勝の原動力となりました。打球の速さや遠くへ飛ばす力は大学球界でもトップクラスと言われており、将来的には文字通り新監督の後継者として、ホームランバッターに成長してもらいたいところです。

そして最後は中村奨成。広陵高校の4番打者として、甲子園で清原和博氏の1大会個人最多本塁打記録を更新したあの夏から6年、プロで放った本塁打はわずか2本と、期待に応えられずにいます。このオフには高校の先輩である上本崇司と自主トレを行い、今季こそ一軍定着を狙っています。坂倉将吾の捕手専念で苦しい立場となっていますが、昨季は外野でスタメン起用された試合でプロ初の猛打賞を記録しており、こちらも背水の陣の覚悟で挑むシーズンと言えるでしょう。

これまでのカープでは、中村姓でプロとして大成した選手はあまりいない状況ですが、現役選手の5人の誰かがこのジンクスを打ち破ることができるのか、注目だけでなく、期待もしたいところです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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