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野球 コラム 2022年11月9日

【広島好き】長野久義が巨人に無償トレード。カープでの4年間を振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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2021年は5月に新型コロナウィルス感染による離脱が響き、71試合出場、打率.216、2本塁打、13打点と、前年から一転してほとんどの部門でキャリアワーストの不本意な数字で終了。そして今季は、7月に東京ドームで古巣相手に、約10年ぶりとなる2打席連続本塁打を記録するなど、輝きを見せた瞬間もありました。しかし、シーズン中に3度の登録抹消と不安定な状態が続き、8月31日の試合に代打で登場して空振り三振に終わった打席を最後に、一軍でその姿を見せることはありませんでした。

長野と言えば、ファンや報道陣、オフの社交場などでの『神対応』が、ことさらクローズアップされていますが、実は筆者もその経験をしています。長野がプロ2年目のシーズン、巨人に関する雑誌でちょっと長めのインタビューをしたことがあったのですが、それ以降はこれと言った接点もなく、迎えたカープ移籍後1年目の春季キャンプでした。インタビュー時に改めて名刺を出そうとした筆者に手のひらを向けて「知ってます」と一言。初取材から8年近く経過していたのに、その気遣いは「これがウワサの」ということを実感したものです。

最後はちょっと余談だったかもしれませんが、カープでの4年間、長野久義という選手のポテンシャルを考えると、もう少しやれたのではないか、という感が否めません。とは言え、外野陣が飽和状態のチーム事情や、チームメイトの反応などからはカープに残してくれたものも多くあるようで、意味のある移籍だったように思えます。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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