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【ハイライト動画あり】侍ジャパンU-23、韓国を撃破し3大会ぶりの優勝。WBSC U-23ベースボールワールドカップ
野球好きコラム by J SPORTS 編集部侍ジャパンU-23、2度目の優勝
「第4回WBSC U-23ベースボールワールドカップ」は、スーパーラウンド3連勝で韓国との決勝に臨んだ侍ジャパンU-23が3-0で宿敵を下し、2016年の第1回大会以来となる大会制覇を果たした。
今大会は社会人のみで編成された侍ジャパンU-23。層の厚い投手陣を軸に決勝まで駒を進めた日本は、阪神にドラフト6位指名された富田蓮(三菱自動車岡崎)が天母野球場の先発マウンドに上がると、立ち上がりからテンポの良い投球を披露し、初回は11球で韓国打線を三者凡退に打ち取る。
日本はその裏、韓国先発のイ・サーンユンを相手に、一死から2番・平野友都(西部ガス)が四球を選んで出塁すると、二死1塁として4番・相羽寛太(ヤマハ)がカウント1-1からライト線を破る二塁打を放つ。しかし、1塁走者の平野が一気に本塁を狙うも、韓国の見事な中継プレーに生還を阻止させ、先制はならず。日本はリクエストを申請するも、判定は覆らず、積極的な走塁は実を結ばなかった。
一方、先発の富田は2回も快調な投球を見せ、この回先頭の4番・ソン・スンファンを3球三振に打ち取ると、続く5番打者を右飛、6番打者を捕邪飛に打ち取り、この回も11球で韓国打線を三者凡退に退けた。
すると日本は2回裏、四球で出塁した6番・中村迅(NTT東日本)が二盗を決め、二死ながらこの試合初めて得点圏に走者を進める。しかし、ここで打席に入った8番・南木寿也(JR北海道硬式野球クラブ)はカウント1-2からレフトフライに倒れ、最初の好機を逸する。3回に入り、日本は先発の富田から、早くも2番手の工藤稜太(信越硬式野球クラブ)へと継投。すると、工藤も7番から始まる韓国打線を11球で三者凡退に打ち取り、スコアボードに0を並べる。
投手陣の好投に応えたい日本は3回裏、9番・中田悠斗(ヤマハ)が抜けた変化球を背中に受け、死球で出塁すると、続く1番・中川拓紀(Honda鈴鹿)もリプレイのように全く同じ死球を背中に受けて、無死1・2塁とチャンスを広げる。続く平野は三振に倒れるも、ここで打席に入った3番・丸山壮史(ENEOS)がカウント1-1から、甘く入ったスライダーを完璧に捉え、打った瞬間それと分かる右翼フェンス越えの3ラン本塁打で、遂に韓国先発イの牙城を崩す。
WBSC U-23ベースボールワールドカップ 2022
【ハイライト】決勝 日本 vs. 韓国
先制に成功し主導権を握った日本は4回、マウンドに3番手の柳橋巧人(JR東海)を送り出す細かい継投策に打って出る。良い流れでボールを渡された柳橋は簡単に打者2人を討ち取ると、3番・チョ・セジンはフルカウントの末に四球で歩かせ、この試合初めて走者を出すも、4番・ソン・スンファンを三塁ゴロに打ち取り、ノーヒットピッチングを継続させる。
追加点を挙げて一気に畳み掛けたい日本はその裏、この回先頭の中村がカウント2-2から低めのスライダーを泳ぎながらも右手一本でセンター前へと弾き返し、無死1塁とする。ここで日本は7番・齋田海斗(TDK)が一塁線に巧みなバントを転がし、悪送球を誘って内野安打とするも、この間隙を突いて三塁を狙った中村がオーバーランでアウトとなる。その後、日本は韓国2番手、ハン・スンジュを前に連続三振に倒れ、試合は3-0のまま後半へ。
日本は5回も引き続き柳橋がマウンドへ上がると、この回先頭の5番・ハン・テヤンにこの試合初の安打を許すも、続く打者を併殺打で打ち取ると、7番・キム・ハンビョルも二塁ゴロで料理し、鉄壁の守備で試合の流れを作り続ける。
結局、日本はその後、6回は藤村哲之(東芝)、7回は権田琉成(TDK)へと繋ぎ、継投での完封を完遂。完璧な継投策で韓国に隙を与えず、最後は左翼の平野がフライをグラブに収めると、若き侍ジャパンはマウンド付近に集まって歓喜を爆発させた。
◆試合結果 ※7イニング制
韓国|0 0 0 0 0 0 0|0
日本|0 0 3 0 0 0 X|3
【日本の試合結果】 ◆オープニングラウンド 10月14日(金)ドイツ 0-6 日本 10月15日(土)ベネズエラ 2-5 日本 10月16日(日)日本 1-3 チャイニーズ・タイペイ 10月17日(月)日本 4-1 コロンビア 10月18日(火)南アフリカ 0-9 日本 ◆スーパーラウンド 10月20日(木)日本 2-1 オーストラリア 10月21日(金)韓国 1-2 日本 10月22日(土)日本 4-2 メキシコ ◆決勝 10月23日(日)日本 3-0 韓国
J SPORTS 編集部
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