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野球 コラム 2022年9月28日

【広島好き】週間MVPは3位争いの直接対決で決勝打の上本崇司、投手は3試合無失点の松本竜也。9月20日~26日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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以上のように、中軸選手が結果を残しているにも関わらず、チームは3試合で1勝2敗。クライマックスシリーズ争いでの崖っぷちの状況で、チームに貴重な1勝をもたらしたのが上本崇司です。

3位争いの直接対決となった21日の阪神戦。延長戦までもつれ込み、硬直したムードも漂ってきた11回表、1死満塁の場面で三遊間を破る勝ち越し打を放ったのが上本でした。9回には2死2塁のチャンスで三振に倒れていましたが、前打者の磯村嘉孝が満塁策で歩かされた後、2ストライクと追い込まれながら、変化球を鋭く振り抜いて意地の一打となりました。

上本も週間打率は.308ですが、随所で見せる好守備や好走塁など総合的な面も考慮し、そしてチームがクライマックスシリーズ争いに踏みとどまった試合のヒーローとして、野手の週間MVPに選出したいと思います。

投手陣は九里亜蓮、森下暢仁、大瀬良大地とローテの柱的存在である3人が先発しましたが、九里が5回途中1失点で降板、森下は5回3失点、大瀬良は2回4失点と、いずれも勝ち星を挙げることができませんでした。

そうなると、MVPは今週もリリーフ陣から、ということになりますが、9月16日まで20試合連続無失点を続けていた絶対的守護神の栗林良吏が、20日に回またぎの2イニング目に2失点で4月2日以来となる2敗目。復調の兆しを見せていた森浦大輔も21日に自身10試合ぶりとなる失点を喫してしまいました。

週間防御率0.00をマークしたのは4人で、ケムナ誠(3試合)、矢崎拓也(2試合)、コルニエル(1試合)、そして3試合無失点で21日に勝ち投手となった松本竜也です。これで4勝目となった松本ですが、今季はビハインドの展開など状況を問わない起用で、気付けば登板数は栗林を抜いて48試合、森浦と並んでチーム最多となりました。

9月に入って9試合に登板し、失点したのは1試合のみ。大事な試合で月間2勝目をマークしたタフで頼れるルーキーを、今回の投手週間MVPに選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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