ダルビッシュ有、6回1安打8奪三振で無失点。ポストシーズン進出へエースが大活躍

ダルビッシュ有、15勝目をマーク

現地9月18日（日本時間19日）、ダルビッシュ有は今季15勝目を期して敵地チェイスフィールドでのダイアモンドバックス戦に先発登板すると、6回94球を投げ、1安打無失点、8奪三振1四球と圧巻の支配的なパフォーマンスを披露。2試合連続の零封ピッチングで、熾烈なワイルドカード争いを繰り広げるチームに貴重な勝ち星をもたらした。

これでダルビッシュは先月末から続く自身の連勝を5、さらにクオリティスタートは6試合連続に伸ばし、9月の防御率を瞠目の1.00とした。今季の成績は15勝7敗、防御率3.05、183奪三振、そしてWHIPは0.93となっている。

現地紙『サンディエゴユニオントリビューン』は同日付で電子版に掲載した試合のあらましを伝える速報記事の中で、安定感の光る右腕のパフォーマンスについて、「ユウ・ダルビッシュは21先発試合連続で6回（以上）を投げ、今季7回目の無失点試合とし、パドレスの投手では2007年に19勝したジェイク・ピービー以来となるシーズン15勝を達成した」と伝えた。

さらに、ダルビッシュはダイアモンドバックスに対し「今季32イニングを投げ、15安打、12四球で防御率1.97」としており、「チェイスフィールドでは2試合に先発登板し、12回を投げ、1安打1四球しか許していない」と、右腕のアリゾナキラーぶりを伝えた。

それとともに、「ダルビッシュは6回を投げ切ったことで、今季クオリティスタートの回数をナショナ・リーグ首位の23回とした」と、今季のダルビッシュの信頼性の高さを雄弁に物語るスタッツを紹介した。

一方、アリゾナの地元紙『アリゾナデイリースター』は同日付で電子版に「Dバックスはユウ・ダルビッシュに手も足も出ずサンディエゴに敗戦」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「フアン・ソトは3週間ぶりのホーマーを放ち、ユウ・ダルビッシュは6回を無失点に抑え、日曜にサンディエゴ・パドレスが6-1でアリゾナ・ダイアモンドバックスに勝利するのを助けた」と簡潔に試合結果とその内容を伝えた。

さらに記事では、右腕について「ダルビッシュは1安打無失点、8奪三振1四球で5連勝」とこの試合での投球内容を伝えた上で、「彼はダイアモンドバックスに対する成績を4勝無敗に向上させた」と、アリゾナとの相性の良さを伝えた。

これで3連勝のパドレスは3枠あるナショナル・リーグのワイルカードを巡るレースで2位に浮上。3番手につけるフィリーズとは0.5ゲーム差、4番手のブルワーズとは2.5ゲーム差とした。

【 #パドレス 】#ダルビッシュ有 が5回途中までノーヒットピッチを展開するなど6回無失点8奪三振の好投で15勝目
メジャー自己最多タイの16勝まであと『1』としています#日本人選手情報https://t.co/APIcXLxkoS pic.twitter.com/FNJbS9Nf7I

— MLB Japan (@MLBJapan) September 19, 2022

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