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野球 コラム 2022年9月12日

大谷翔平、第34号本塁打に指揮官は「トロフィーは彼の物」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平、第34号本塁打

二刀流スターはMVPの称号を他の選手に譲る気持ちは、さらさらないようだ。エンジェルスの大谷翔平は現地9月11日(日本時間12日)、敵地ミニッツメイドパークでのアストロズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。

初回の第1打席に先制の今季34号2ランホームランを放った。しかし、現アメリカン・リーグMVPによる、前日の右手マメによる緊急降板の不安を払拭する一発も及ばず、試合はエンジェルスが4-12で敗れた。

『MLB.com』は試合後、「オオタニが34号HRをかっ飛ばす…。投手として自身の今季12勝目を挙げた翌日に」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニによる今季12勝目となった試合の翌日、二刀流スターは2季連続でのアメリカン・リーグMVP獲得の正当性を主張し続けた」と前置き。

その上で、「オオタニは日曜午後にミニッツメイドパークでア・リーグ西地区首位に4-12で敗れた試合で、4打数2安打とし、ゴルフスイングで34号ホームランを打った」と低めの投球を見事に捉えたシリーズ最終戦での本塁打を伝えた。

記事を書いたエドウィン・ペレス記者は、前日の大谷による5回1失点の好投について、「オオタニは自身のMVPへの主張を強化した」とし、「彼は土曜の7奪三振で今季合計188奪三振とし、ア・リーグとナ・リーグを併せ、史上初となる(同一シーズンでの)投手として200奪三振と、打者として30本塁打達成に着々と近づいている」と、更なる前人未到の記録達成に迫りつつあることを強調。

続けて、登板した前日の試合で大谷がMLBキャリアでの自己最速となる101.4マイル(163.2キロ)をマークしたことについて触れた上で、「日曜にオオタニが見せつけた通り、打席でも同様の成果を挙げている」と評した。

さらにペレス記者は、「オオタニの成果は、彼がヤンキースのアーロン・ジャッジに立ち向かうなか、投票者に説得力のある主張を形成しており、この両選手とともにプレーした選手にとってさえ、それは当てはまる」とした。

そして、アンドリュー・ベラスケスによる「ジャッジのしていることは歴史的だし、昨年僕は、選手として、そしてチームメイトとしての彼を間近で目撃している。彼はとても貴重だが、ショウヘイのしていることは他に誰一人としてできない。彼はトップの打者で、トップの投手だ。彼は一生に一度の選手なんだ」とのコメントを引用した。

また、記事によると大谷とジャッジのMVP争いについて、エンジェルスのフィル・ネビン監督代行は、「彼がこのままボールの両側でやっていることをやり続ければ、トロフィーは彼の物だと私は思う。彼のやっていることは、他に誰もできない」。

「最高の選手についての話をするならば 、私はトロフィーとはそういう選手に行くべきものだと信じているが 、我々のゲームで最高の選手、最優秀選手は、我々の男、ショウヘイだ」と述べたとのこと。

J SPORTS編集部

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