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野球 コラム 2022年9月6日

【広島好き】週間MVPは27イニング無失点の投手陣から大瀬良大地、野手は磯村嘉孝。8月30日~9月4日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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プロ野球2022公式戦

【ハイライト動画】広島 vs.横浜DeNA(9月2日)

週間打率トップを記録したのが2番で4試合に出場した菊池涼介で、チームは敗れましたが、31日に先制タイムリー、逆転3ラン本塁打など3安打4打点と爆発。その後の3試合でいずれも安打を記録し、週間打率は.429、出塁率(.467)と長打率(.643)を足した週間OPSは1.110に達しています。

週間打率は低いですが、秋山翔吾(.118)は3日に2打席連続タイムリー、坂倉将吾(.238)は4日に3連勝を決定付ける満塁本塁打と、印象に残る働きを見せています。また、打撃では数字が残せなかった選手でも、矢野雅哉と小園海斗は内野守備で随所に光るプレーを見せてくれました。

絶対的な候補が見当たらない野手陣で、スタメン3試合出場と出番はやや少ないですが、週間MVPに選出したいのが磯村嘉孝です。打撃面では、10打席で安打は3本でしたが、3日の2安打はいずれも得点の起点になるもので、4つの四死球を合わせた週間出塁率は.700。週間打率.500、同OPSは1.367と破格の数字を残しています。

その打撃以上に評価したいのが、捕手として大瀬良、遠藤の復活勝利をアシストしたことです。2試合連続でフル出場して連続完封勝利の影の立役者はこの人、週間MVPにふさわしい働きと言えるでしょう。

クライマックスシリーズ圏内の3位阪神との差は2ゲーム。まだ可能性は十分ある数字ですが、やや気になるデータもあります。残り試合はホーム6試合、ビジター10試合ですが、今季はホームゲームの勝率.611(36勝27敗2分)に対して、ビジターは.333(23勝38敗1分)。しかも、もっとも苦手としているバンテリンドームで3試合、4勝7敗と苦戦している神宮も2試合が残っています。

そんな状況の中、クライマックスシリーズ進出の最低ラインと言えるシーズン勝率5割をキープするには11勝5敗と、2勝1敗以上のペースが必要となります。リーグ3連覇を達成した2018年以来となるポストシーズン進出へ、この難関をクリアする戦いを見せてもらいたいところです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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