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野球 コラム 2022年7月11日

【楽天好き】夢を叶えた松永武士トレーナー。やりがいは「選手が元気にプレーしている姿を見ること」

野球好きコラム by 松山 ようこ
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◆こぼれる思いを拾うコミュニケーション

松永さんは主にケガの対応や予防を専門とするトレーナーだ。試合を観戦していると、選手がケガをした時に駆けつけるスタッフがいるのを見るが、正にそうした役割を担う。

「アクシデントが起きた時は、応急処置を行います。また、病院で診てもらうための対応全般や、本格的な治療をする際は、担当医師との連携も担います」と松永さん。

2015年から19年まで一軍に帯同していたので、その間に球場やテレビで見かけたという人もいるかもしれないが、2020年からは二軍を担当する。一軍と二軍の違いや、二軍ならではの難しさについて、こう語る。

「一軍にいる選手は、すでに自分で長くケアをしていたり、普段からセルフケアができている選手が多くいます。一方で二軍は、若い選手も多くいますので、ケガ予防のケアについて啓蒙していかなければなりません」。

「また、二軍にはベテラン選手やケガをしてリハビリ中の選手もいるので、それぞれ目標が大きく異なります。一軍でパフォーマンスが発揮できるように選手を送り出すには、各々さまざまなことを効果的にアドバイスしていく難しさがありますね」。

それぞれに細やかなケアをするため、松永さんが大切にしていることは日々の“声掛け”だ。

「もちろん、練習量やトレーニング関連の数値も見ていますが、声掛けをしていると日々の変化を察知できますし、そのなかで信頼関係を築けるよう心がけています。信頼関係があれば、些細なことでも『実はここの張りが…』とか『少しここが痛いような…』とボソッと言ってくれるようになるんですね。なので、大きなケガになる前に気づいたり、異変を拾えたりするため、声掛けをしています」。

◆スタッフ間の連携を大切に

練習量やトレーニング関連の数値は、疲労度を測る目安にもなるという。「日ごろの練習で、野手であればダッシュのタイムだったり、トレーニング関連なら重量が普段より挙げられなくなっていたり、脚を上げる角度が小さくなっていたり、ジャンプの数値が小さくなっていたり、というのを総合的に見ながら、筋肉の張りや疲労度を見るようにしています」。

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