大谷翔平、2年連続二刀流でのオールスター選出に「歴史は繰り返す」と現地メディア

大谷翔平、2年連続二刀流でオールスター

現地7月10日（日本時間11日）に今季オールスターゲームの投手と控え野手が発表され、大谷翔平が2年連続で野手と投手の両方でオールスターゲームに選出されたことが明らかになった。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は同日付で「歴史は繰り返す： オオタニが再び二刀流オールスター」と題した記事を投稿し、その冒頭で「昨年まで、オールスターゲームに野手と投手の両方で選出された選手は1人もいなかったが、ショウヘイ・オオタニは昨季、その両方で選出されることで歴史を作り、この日曜には、今一度それをやった」と伝えた。

記事によると、2001年にパドレスの選手としてオールスターゲームに選ばれたことのあるエンジェルスのフィル・ネビン監督代行は、大谷による球宴2年連続二刀流選出について、「素晴らしいことだと思う。このゲームは大舞台が全てであり、誰もがこのゲームで最高の選手たちを見られるわけだが、彼は明らかにボールの両側（投打の両方）で最高の選手だ」。

「彼がマウンドで投げつつ、打つのを見るのは、ファンが望んでいることだと思う。我々は毎日それを見られるので、甘やかされた感じになっているね。東海岸のファンにはあまり彼を見る機会がないのは私も知っているから、火曜にチャンネルを合わせて、ショウヘイの両面を見られるのは特別なことだね」と述べたとのこと。

なお、オールスターゲームにおけるアメリカン・リーグの先発投手は未だ発表されておらず、記事では「オオタニは昨年、ア・リーグの先発投手兼1番打者として出場したが、今年の盛夏のクラシックでは、誰がア・リーグの先発投手を務めるかは発表されておらず、ヒューストンのジャスティン・バーランダーとレイズのシェーン・マクラナハンも有力候補」とした。

その上で、「しかしながら、もしオオタニが先発登板しないとすると、指名打者として先発出場するのであれば、投手としてウォームアップする時間を作るのが難しくなる」と指摘。

これについて、ネビン監督代行は、「もし彼がDHをしながら（投手として）肩を作らなければならないとすると、どうすれば上手く行くのか、私にも定かではないけれど、彼が身体を使って行うことについて、私は心配したことはない」。

「彼は自分の身体にとって、何が良くて何が悪いのか、とても良く意識している。彼は自分の身体の管理についても、素晴らしいんだ」と、大谷がコンディションを崩す心配はしていないと述べたとのこと。何れにせよ、この夏も大谷翔平が全米を沸かすことは間違いなさそうだ。