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菊池雄星、今季4敗目
菊池雄星の先発ローテーションの座を巡る状況は、直近の先発試合で、残念ながら悪化の一途を辿ることとなった。
ブルージェイズの左腕は現地6月25日(日本時間26日)、敵地でのブルワーズ戦に先発登板するも、2回0/3を投げ、6安打5失点としたところで降板となり、今季4敗目を喫した。この日は、昨年のサイ・ヤング賞投手であるコービン・バーンズとの投げ合いとなったが、相手投手云々以前に、改めて課題のみが浮き彫りとなる登板となった。
『MLB.com』は同日付で「キクチの早期降板の後、カスティーヨが注目を集める」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「土曜はブルージェイズにとって“良い知らせと悪い知らせ”の様な1日になった」と前置き。
その上で、菊池のパフォーマンスについて、「左腕のユウセイ・キクチはまたしても苦しみ、2本のホームランを浴びるなど、5失点(自責2)を喫しながら、わずか2回しか持たなかった」と振り返りつつ、メジャー2度目の登板を果たしたリリーフのマックス・カスティーヨが、4回無失点と好投を披露したことから、「トロントは、将来的に先発ローテーションの座に穴埋めが必要となった場合の候補を見つけた」と報じた。
記事によると、好投したカスティーヨについて、チャーリー・モントヨー監督は、「彼は傑出していた。彼は素晴らしい仕事をして、我々を試合に留めた」と述べたとのこと。続けて記事では、「今のところ、カスティーヨは引き続きロングリリーフの役目を担うことになると見られる」とし、「現時点では少なくとも、モントヨー監督は、キクチの役目を変える計画も持っていない」と述べた。
ただ、「彼は先発した直近4試合の防御率を10.13としているだけに、今後は変化が必要になるかもしれない」と、今後の状況次第では菊池が先発ローテーションから外される可能性があることを示唆した。
これについて、モントヨー監督は、「成り行き次第だ。彼の武器は健在だ。彼は90~91(マイル/145キロ前後)を投げているのではなく、97(マイル/156キロ)を投げている。全てはストライクへ投げられるかどうか次第」。
「彼はストライクへ投げれば、相手を打ち取る。我々は皆、彼が良い物を持っていることを知っているが、結局のところ、ストライクへ投げなければならないんだ」と述べたとのこと。
J SPORTS 編集部
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