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野球 コラム 2021年9月25日

菊池雄星、次回登板の可能性は?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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登板の機会はあるか

マリナーズの菊池雄星がシーズン後半で不安定なパフォーマンスを見せていることから、現地メディアにより、ワイルドカード争いが最終盤に入る次回の登板予定試合では、左腕が先発ローテーションから外れる可能性が指摘されているのは既報の通り。

『MLB.com』でマリナーズを担当するダニエル・クレーマー記者は、現地24日付で、「マリナーズはキクチのスポットについてどうアプローチできるか?」と題した記事を投稿し、この問題について更なる考察を巡らせている。

記事では、冒頭で「ユウセイ・キクチは既に2021年シーズン最後の先発登板を果たしたのか?」と疑問を投げかけた上で、「マリナーズが残りわずか9試合で、アメリカン・リーグ2つ目のワイルドカードの座を2ゲーム差で追っていることから、味方打線が逆転した木曜のアスレチックス戦での3イニングを経て、左腕の先発ローテーションの座は危険にさらされるかもしれない」と現状を説明。

続けて、「彼の次回先発登板は、火曜のTモバイルパークでのアスレチックス戦になるので、マリナーズはアナハイムでの今週末のシリーズを終えた上で決断を下すことができる」とした。

そして、スコット・サービス監督による「先走りはしない。我々にはアナハイムでやるべきことがあるし、向こうでのシリーズの行方を見定めなければならない。これまでも言ってきたように、我々には他力が必要だ。現時点で我々の先を行くチームに負けてもらわなければならない」。

「ただ、こちらは我々にできることをやるだけだし、試合に集中し、勝つことに集中するだけで、もしそれを議論するべき地点に達すれば、それについて考え、話すことになる。でも、現時点で話すことは何もない」とのコメントを伝えた。

クレーマー記者は、現地来週火曜の試合でマリナーズが菊池にマウンドを託さない場合、代替案として、若手有望株マット・ブラシュの登用、そして今月初めに負傷者リストからブルペンに戻ったジャスタス・シェフィールドの先発起用を予想。

ブラシュの抜擢についてクレーマー記者は、「マリナーズは、23歳がプレーオフ進出争いの佳境でメジャーデビューを飾ることへの危険度やプレッシャーについて考慮しなければならないが、ブラシュが登用される可能性は、とても現実的といえそうだ」と分析している。

また、シェフィールドについては、「シアトルが菊池を回避する選択をした場合、先発経験により彼が最右翼となる」としつつ、シェフィールドが直近5回の登板で6失点していることから、「彼は短いイニングしか投げられない可能性もあり、このオプションはブルペン全員を臨戦態勢にする必要があるかもしれない」としている。

なお、クレーマー記者は「制限付きでキクチが先発」も3つ目の選択肢として挙げており、「結局、マリナーズがキクチにボールを渡す可能性もある」としつつ、このところ左腕の制球に難があることから、「もし彼が先発する場合、かなりの制限付きになる」としている。

果たして菊池にラストチャンスは与えられるのだろうか。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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