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野球 コラム 2021年6月28日

大谷翔平、プホルス、トラウトを上回る球団新記録を作る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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エンジェルスの大谷翔平は現地6月27日(日本時間28日)、敵地トロピカーナフィールドでのレイズ戦に2番・指名打者で先発出場すると、二塁打、三塁打、そして今季25号本塁打を放つなど、単打1本だけ足りなかった“サイクル逃し”の3安打でチームの勝利に貢献した。試合はエンジェルスが6-4でレイズに競り勝った。

地元紙『オレンジカウンティレジスター」が同日付で電子版に掲載した試合の速報記事によると、チームを率いるジョー・マドン監督は試合後、大谷について、「彼はとても良い」。

そして、「見て分かる全てを超越して、彼は本当に競うことが好きなんだ。彼は勝負の瞬間が好きなんだ。彼はあらゆる才能に恵まれているが、彼は競うのが好きであり、このゲームをプレーしているんだ」と述べたとのこと。

6月までの本塁打数でチーム記録

また、記事では、同僚のフィル・ゴセリンがこの試合で決勝ホームランを放ちながらも、主役の座を二刀流スターに奪われたことから、「オオタニは勝ち越しホームランを放ったフィル・ゴセリンからスポットライトを奪った」と伝えている。

ゴセリンも「(大谷は)二塁打を打ったとき、バットを折ったと思うけど、それでも(打球初速は)104マイルで僕のホームランより強い打球だったんだ。彼がバットを折りながら自分よりも強い打球を打つのを見るのは、ちょっと惨めだね。クレイジーだよ」。

「彼は、恐らく僕がこれまで見てきたなかで、最も才能のある男に違いないと思う。毎日それが見られるのだから、有り難さもひとしおだね」と述べ、大谷を讃えたとのこと。

一方、レイズの捕手、マイク・ズニーノは、「彼は特別だ。彼の能力や才能は明らかだね。打撃の面で、3日連続して彼のことを見られたのは素晴らしかったし、こっちは彼が5、6日おきにマウンドから100(マイルのボール)を投げることも知っているんだ。信じられない才能だよ」と、間近に接した大谷について述べている。

なお、『MLB.com』は同日付で掲載したスタッツ系の記事で、大谷の今季25号について、「384フィート(117メートル)弾は彼の最長ではなかったが、歴史的ではあった」と前置き。

その上で、「これはエンジェルス史上、6月までの最多本塁打であり、これまではマイク・トラウト(2018年)とアルバート・プホルス(2015年)による24本が球団記録だった」と、大谷が6月までの本塁打数で球団記録を更新したことを伝えた。

同サイトは試合の速報記事の冒頭で、「どこかの時点で、我々はショウヘイ・オオタニがどれくらい優れているかについて、ショックを受けるべきではなくなるだろう」と綴っている。

このままでいくと大谷による、「歴史的」「新記録」、または「1世紀振り」の快挙に対して、ファンがちょっとした麻痺を感じるような日々が訪れるかもしれない。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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