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野球 コラム 2020年2月10日

秋山翔吾の加入したレッズ、外野手が戦力過多?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今季から秋山翔吾の加入したシンシナティ・レッズのスプリングトレーニングは、あと1週間ほどで幕を開けることになる。

数少ない日本人野手の1人として、秋山がMLBで成功を収めるかどうかは、日本のMLBファンにとって最大の関心事の1つであるわけだが、秋山がそのスタートラインに立つには、先ず定位置を確保しなければならい。

現状、秋山は主力選手として開幕ロースター入りが確実視されているわけだが、『MLB.com』では現在レッズの外野手が戦力過多になっていると見ており、こちらとしても安穏としているわけにはいかないようだ。

では、今現在レッズの外野手はどのような陣容になっており、開幕へ向け、どのような見通しが立っているのだろうか。


現地7日付で、『MLB.com』にその辺のところをまとめた記事が掲載されたので、今回は同サイトでレッズを担当するマーク・シェルドン記者が投稿したくだんの記事を紹介しよう。以下、同記事の抜粋である。

「レッズはすでに何人かの外野手がいる状態でオフシーズンに入ったわけだが、何れの選手にもロースター入りには不確実性があった。

さらに、球団にはそれなりの投球パフォーマンスを支援し切れなかった攻撃にテコ入れの必要があった。得失点差をマイナス10とした2019年のシンシナティは、75勝でナショナルリーグ中地区を4位で終えたのである。

これによりフロントは実績のある選手の獲得に動いた。最大の動きは、長打力のある外野手ニック・カステヤノスと4年6400万ドルで契約したことだった。

また、12月には3年2100万ドルで日本人スターのショウゴ・アキヤマを獲得した。これらより小さな動きとしては、秋口にかつてパドレスでプレーしたスピードスターのトラビス・ジャンコウスキーを獲得した」。

これらの新戦力は、既存戦力であるニック・センゼル、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービン、ジョシュ・ヴァンミター、そしてスコット・シェブラーを含む一団に加わることとなる。

また、ルール5(埋もれた才能を発掘するために行われる、若手プロ選手のドラフト)適用選手のマーク・ペイトンもいる。

「我々は単に“これが開幕戦のラインナップで、我々はこの陣容で行くんだ”ということのみを見据えているわけではない。1シーズンを通して、その時々でベストの陣容を揃えることができるかどうかが重要なのだ」とGMのニック・クラールは述べた。

「センゼルとウィンカーは、ケガにより過去2シーズンを早めに終了している。ルーキーだったアキーノは、8月に14本塁打、1.158 OPSを記録するなど、出色の2ヶ月を送るも、9月は5本塁打に.619 OPSと苦しんだ。

左打者のウィンカーと右打者のアービンは、共に同ポジションで交互に出場した。

ヴァンミターはこれまでのスプリングトレーニングをマイナーリーグで過ごしてきたが、トリプルAで好成績を残すと、その後はユーティリティ選手としての役割を果たした。

シェブラーは2017年にレッズで30本塁打を打ったが、2018年はケガで度々戦列を離れた。

彼は昨季、酷なシーズンに耐えることとなり、先ずセンゼルによりポジションを奪われると、その後はトリプルAのルイビルで苦しみ、最後は肩の手術により故障者リスト入りしてシーズンを終えた。

2月16日が全スカッドの報告日となっているが、特定の外野のポジションはまだ定まっていない。多様性は間違いなくカギとなることだろう。

カステヤノスは左翼と右翼の両方を守れるが、守備的なレーティングは平均を下回っている。

日本での9シーズンで中堅として5度のゴールデングラブ賞に輝いたアキヤマは、全3ポジションを守ることができ、1番打者の第1候補としてプレーすることになると目されている。

元々内野手ながら、昨年中堅の守備を学んだセンゼルは、中堅、あるいは二塁手として起用することができる。ウィンカー、アービン、ジャンコウスキー、そしてシェブラーは何れも全3ポジションをこなせる。

最も押し出される可能性が高いのは、マイナーリーグのオプションがあり、昨季右翼のみでプレーしたアキーノであろう」。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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