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前田健太(タイガース)
デトロイトのベテラン右腕がバウンスバックを果たし、チームの勝利に貢献した。
タイガースの前田健太は現地4月23日、敵地トロピカーナフィールドでのレイズ戦に今季初勝利を期して先発登板すると、5回88球を投げ、3安打無失点、5奪三振無四球と好投し、勝利投手の権利を持ってブルペンにバトンを渡した。
その後、2番手の投手が逆転を許したことで、前田の初勝利は消滅するも、試合はタイガースが4-2で逆転勝利し、シリーズ勝ち越しを決めるとともに、連勝を3に伸ばした。
『MLB.com』は試合後に掲載したレポート記事の大部分を、終盤の逆転劇のくだりについて割きつつ、記事の後半でこの日の右腕について、「逆転劇の裏に隠れてはしまったが、この試合を防御率7.64として迎えたタイガース先発のケンタ・マエダも好パフォーマンスを見せた」と伝えた。
そして、「マエダは無失点の5回を投げて、わずか3安打しか許さず、1-0のリードで降板した」とした上で、「ただし、ヒンチ監督はマエダが序盤に見せた落ち着きに最も感銘を受けたようだ」と伝えた。
記事によると、前田が立ち上がりに失策と捕手の打撃妨害でいきなり走者を背負った場面について、A.J.ヒンチ監督は、「彼は何も間違ったことはしておらず、二死を取っていたはずだった。それなのに、彼は無死1・2塁の状況に直面した」。
「試合の幕開けを考えると、彼にとっては、(試合展開が)反対の方へ転がっていてもおかしくはなかった。しかし、パニックもなかったし、ストレスもなかった。彼はきっちりと投球を続け、守備陣がしっかりプレーしてくれることを信じていた」と述べたとのこと。
一方、地元紙『デトロイト・フリープレス』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、「ケンタ・マエダが向上」と小見出しをつけた上で、「マエダは最初に先発登板した4試合では、一貫性を欠いたメカニクスに苦闘するも、タンパベイ・レイズに対しては最初から最後まで支配的だった」とした。
その上で、「マエダは素晴らしい速球のコマンドと、最高バージョンのスライダーにより、レイズを得点から遠ざけた」と、この日の好投の要因について伝えた。
J SPORTS 編集部
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