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野球 コラム 2019年5月9日

菊池雄星、圧倒的投球でヤンキースを沈黙させる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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菊池雄星による2試合連続の快投が勝ち星につながった。日本時間9日(木)(現地8日)、菊池は敵地でのヤンキース戦に先発登板し、7回2/3を投げ3安打1失点の好投でメジャー2勝目を手にした。

この菊池の見事なパフォーマンスについて、『MLB.com』でマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者は、同日付で投稿した「キクチはブロンクス初訪問で勝利」というタイトルの記事にて、次の書き出しで詳細を報じている。

「ユウセイ・キクチのコンディションを良い状態で保とうと努めるなかで、マリナーズはローテションの中で支配力を持つ、新たな左腕の鍵を開けたようだ。

メジャー初年度の負荷を限定する方策として、1回のみの短縮先発で投げて以来、キクチは2試合続けて傑出した投球を見せた。27歳のルーキーは、シアトルが10-1で勝利した水曜夜のヤンキース戦で、7回2/3を投げ、わずか3安打1失点に抑えたのである」。

菊池は初めてヤンキースタジアムのマウンドに上がったこの試合で、6回1死までヤンキース打線を無安打に封じる素晴らしいピッチングを披露。

地元紙『シアトルタイムズ』は電子版に掲載した菊池の快投を伝える速報記事の書き出しで、そのことについて次のように触れている。

「ジェームス・パクストンがトロントで達成したマリナーズによる最後のノーヒットノーランから1年、シアトルのもう1人の左腕がそのような魔法がかった可能性をちらつかせた。

ヤンキースタジアムで初めて投げたルーキーのユウセイ・キクチは、本来脅威を感じるべき場所で完全に落ち着いているようだった。

速球、カーブ、そしてスライダーという彼のベストの3球種をバランスよく配分することで、彼は効果的にヤンキース打線を封じ、2戦連続となる出色のパフォーマンスでマリナーズを10-1の勝利へと導いたのである」。

「昨夜のタフな敗戦からの素晴らしいバウンスバックだった」とスコット・サーバイス監督。「こういうのはマウンドに上がった自軍の選手から始まるものだが、ユウセイは最高だったね。彼は試合を自分のものにしたような感じだった」。

なお、ニューヨークの地元紙『ニューズデイ』は電子版にて、「ヤンキースはユウセイ・キクチを解決できずマリナーズに敗れる」とのヘッドラインでホームチームの敗戦を伝えた。

記事によると、ヤンキースを率いるブーン監督は試合後、次のように述べたとのことである。

「彼は実に素晴らしい投球で我々を封じ込めた。我々は彼に対してほとんど強くコンタクトすることができなかった」。

実際、ブーン監督が帽子を脱いで話したのかどうかは定かではないが、まさに脱帽というやつである。

J SPORTS編集部

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