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バドミントン コラム 2024年4月24日

新世代の宮崎が加わる日本女子、最強の中国を破れるか

バド×レポ by 平野 貴也
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第2ダブルスは、2番手の松本/永原が起用される可能性が高いが、3月のアジア選手権では、櫻本/宮浦が、世界ランク1位の陳清晨/賈一凡(チェン・チンチェン/ジァ・イーファン=中国)を相手にファイナルゲーム19点まで競る大善戦。エース格とも勝負できる力を示した。2人は、22年の夏に組み始めてから、まだ2年経っていない、経験値の浅いペア。攻め急ぐ癖から少しずつ脱却しつつあり、プレーの幅が広がっている。パリ五輪の出場権を得るには至らなかったが、伸び盛り。ユーバー杯は初参加だが、櫻本は「すごく緊張すると思うけど、楽しみな部分もある。いつも切磋琢磨している日本のライバルたちがチームメイト。一緒に戦うので、楽しみ」とポジティブに捉えていた。また、宮浦は「すごく上のランクの人ともしっかりと戦えるようになってきたので、出させてもらえたら、本当に上の選手に挑戦していきたい」と出場に強い意欲を示した。

■絶対的女王・中国の牙城を崩せるか

大会に参加するのは、16チーム。4チームずつ4組に分かれてグループリーグを行い、各組上位2位が決勝トーナメントに進む。日本は、C組でインドネシア、香港、ウガンダと同組。日本とインドネシアが上位候補だ。シングルスのエースであるグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン、エースペアのラハユ/ラマダンティは強敵だが、総合力では上回れるはず。1位通過を目指したい。全体を見れば、最多15回の優勝を誇る中国が圧倒的優勝候補。3月のアジア選手権では、シングルスの表彰台を独占。ダブルスもベスト4に3組が入った。まったく穴のない布陣だ。永原は「中国勢が本当に強い。いつもなら競っている試合も、スコーンと(快勝)で勝って、すごいなと感じる。ユーバー杯も中国開催。多分、もっと気合いが入って臨む。チーム一丸で日本という(一つの)チームとして頑張りたい」と警戒していた。どこが中国の牙城を崩すかは、大会の一つの見どころとなる。前回優勝の韓国は、シングルスの3番手が手薄だが、エースのアン・セヨンは世界ランク1位。ダブルス2つを勝てれば、連覇の可能性はある。中国を日本、韓国が追う構図と見て良いだろう。世代交代を見据える日本は、3大会ぶり7回目の優勝を果たせるか。総力戦で誰が存在感を示すのか、楽しみだ。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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