人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

バドミントン コラム 2023年6月29日

五輪レースの女子複サバイバル激化、日本勢による優勝争いに注目|バドミントン・カナダOP

バド×レポ by 平野 貴也
  • Line

巻き返しをはかる志田/松山

■第1シードは巻き返しを図る志田/松山「少しでも収穫ある大会に」
カナダOPでは、誰が勝ち上がるのか。第1シードは、志田/松山。レースでは日本勢3番手につけているが、レース開始後の個人戦ではベスト8が最高。最も格付けが高いインドネシアOP(スーパー1000)では、前述のとおり1回戦で日本勢対決に敗れるなど苦しんでいる。志田は「結果が一番欲しいですけど、簡単ではない状況。状況が悪いときに同じプレーを繰り返さないようにして、少しでも収穫のある大会にしたいし、絶対にそこで優勝するという気持ちでやりたい」と内容改善の手応えをつかんで巻き返す意気込みを語った。

決勝進出への意欲を示す松本/永原

■松本「スーパー500はどこかで優勝してキーポイントに」
強国の選手も揃う大会では上位に入るだけでも良しとすべきところだが、カナダOPでは、日本勢は優勝を狙いたい。世界ランキングは、直近1年で獲得ポイントの大きい10大会分(団体戦は1大会のみ対象にできる)の合計で決まる。世界ランク1ケタでの争いになると、スーパー1000、スーパー750の上位ポイントを持つ選手が多くなるため、日本代表が派遣される大会の中では格付けが低いスーパー500では、より明確な好成績でなければ、10大会分に入らない可能性が出てくる。強敵不在で上位に入りやすい大会では、10大会分の1つとして計算できるポイントが欲しいところ。第4シードで臨む「ナガマツ」ペアの松本は「スーパー500の大会がいくつかある中で、ベスト8やベスト4だとあまり意味がない(形になる可能性がある)ので、どこかで優勝してキーポイントにしておく必要がある。まだ(スーパー500では)ベスト4の先に上がれていないので(※5月のマレーシアマスターズでベスト4)、そこを突破できるように、反省点などを生かして、持って行けたらと思います」とハッキリと決勝進出への意欲を示した。

3強追いかける櫻本/宮浦

■3強追いかける櫻本/宮浦は、格上げされた大会で連覇に挑戦
日本の上位3組は、互いを上回るポイントとタイトルの獲得が目標となるが、彼女たちにとって追いかけてくる同国の3組は厄介な相手となる。現在のペアを組み始めて昨年のカナダOP(※昨年はスーパー100)を制して以降、上位3組を猛追しているのが、櫻本/宮浦だ。本格的に組んでから約1年と日が浅い分、まだまだ成長の余地がある。宮浦は「伸びしろはあると思っている。私は五輪レースが初めて。毎回初めての大会の気持ちで挑んでいきたい。(五輪レースからの4大会で)自分たちの型にハマれば、上位ランクの選手にも勝てると分かった。カナダOPでは、昨年優勝しているので2連覇を狙っていきたい。2人で良いコンビネーションを出して行きたい」と抱負を語った。

ワールドツアーの主要大会の多くは、アジア開催。米国大陸への遠征は珍しい。女子シングルスに出場する山口茜(再春館製薬所)が「(長距離)移動や時差(対策)が勝負かなと思う」と話すなど、コンディション調整も大きなポイントになりそうだ。続く韓国OP、ダイハツジャパンOPへ勢いを得るのは、果たしてどのペアか。

文:平野 貴也
平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
バドミントンを応援しよう!

バドミントンの放送・配信ページへ