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バドミントン コラム 2022年8月30日

バドミントン日本代表、世界選手権で見えた「パリへの道の現在地」

バド×レポ by 平野 貴也
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■女子複、松本/永原が4大会連続メダルも中国強し

女子ダブルスも、中国が強さを見せつける結果となった。優勝は、陳清晨/賈一凡(チェン・チンチェン/ジア・イーファン=中国)。松本/永原は、準決勝でこのペアに完敗。得意の攻撃に持ち込んでも形勢逆転され、反対に攻撃を仕掛けられると劣勢をしのげなかった。松本は「王者だなと感じた」と差を痛感。攻守両面で強さを見せつけられた悔しさを噛み締めた。4大会連続のメダル獲得で健在ぶりを示した一方、完成度を高める中国ペアには差をつけられた印象だ。この種目では、志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)が日本の次期エースとして期待を受けているが、準々決勝で金昭英/孔熙容(キム・ソヨン/コン・ヒヨン=韓国)にストレートで完敗。出だしからリズムをつかめず、押し切られた。メダルに一歩届かず、志田は「すごく悔しい。まだまだだということを痛感しています」と話し、涙をこらえた。福島由紀/廣田彩花(丸杉)は、福島が左足を痛めて棄権。日本は選手層の厚い種目で、3組が24年パリ五輪の挑戦権を争っていく形になりそうだが、切磋琢磨する中で中国に並びかけられるか注目される。

■最も勢力図が変わりそうな男子複

男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)が連覇を狙ったが、8強止まり。ともに186センチの長身を誇るサトウィックサイラジ・ランキレッディ/チラーグ・シェティ(インド)に1-2で惜敗。保木は「いつもなら抜けるところが抜けず、相手が触ってミスになった場面でも、それがプレッシャーになった」と悔しがった。優勝は、東京五輪で銅のアーロン・チア/ソー・ウィック(マレーシア)で、同国に初めて世界選手権の金メダルをもたらした。インドネシア勢が目立つ種目だが、東京五輪は台湾ペアが金。マレーシア、インドを含め、新たなペアが台頭。最も勢力図が変わりそうな種目となっている。

■男子単はアクセルセンが盤石の強さ

男子シングルスは、第1シードのビクター・アクセルセン(デンマーク)が盤石の強さを見せつけて2度目の優勝を飾った。準優勝は、21歳のクンラブット・ヴィチットサーン(タイ)。新星が24年パリ五輪のメダル候補に名乗りを挙げた。日本勢では、第3シードのアンダース・アントンセン(デンマーク)を破った西本拳太(ジェイテクト)の16強入りが最高。第2シードの桃田賢斗(NTT東日本)は、2回戦でH.S.プラノイ(インド)にストレート負け。21歳の奈良岡功大(IMG)も2回戦で同年代のクンラブットに敗れた。

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