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バレーボール コラム 2026年6月23日

早稲田大学を中心に関東リーグ上位校が頂点を争う。東日本バレーボール大学選手権のみどころ

バレーボールコラム by 早稲田スポーツ新聞会
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優勝候補筆頭の早稲田大学

『第45回東日本バレーボール大学選手権大会』(東日本インカレ)、男子の試合が6月24日(水)から、28日(日)までの5日間の日程で行われる。会場は『山形市総合スポーツセンター』と『山形県総合運動公園総合体育館』の2箇所となっており、全59校のトーナメント戦で各校が頂点を目指す。

東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)

  • 男子 3位決定戦

    6月28日(日)午前9:50 J SPORTSオンデマンドでLIVE配信

  • 男子 決勝

    6月28日(日)午後0:55 J SPORTS 4で生中継&オンデマンドでLIVE配信

◆春季リーグ戦を制した早稲田大学が優勝候補

今年の早稲田大は麻野 堅斗と川野 琢磨の2名の日本代表選手を擁しながら、例年と変わらないシンプルなバレーを高いレベルでこなすチームだ。

昨年まで4年間スタメンとしてチームを引っ張った大黒柱のセッター前田凌吾(ウルフドッグス名古屋)が抜け、今年からスタメンを務めるセッター瀬川桜輝だが、関東大学春季リーグ戦では初スタメンながら堂々としたトスワークで力を発揮。同じく初スタメンのオポジット中上烈も、自身の武器である高い攻撃力を存分に活かして優勝に貢献し、新体制の強さを示した。

チームの核となるのは、昨年からエースとしてプレーする小野駿太。パワー、技術ともに優れ、特にバックアタックは思わず心を奪われる程の鋭さと美しさがあり、ぜひとも注目していただきたい。他にも、春季リーグ戦レシーブ賞の徳留巧大や、スパイク賞のローゼンマーク有廉ジュニアなど強力な武器をもつ選手がおり、総合力の高いチームを作り上げている。

一方で、ここ2年は準々決勝で敗退しており、東日本インカレは早稲田大にとって鬼門となる大会だが、どのように乗り越えていくのか注目したい。

3年ぶりの優勝を目指す早稲田大学

◆セット率の差で2位の中央大学も注目の対抗馬

春季リーグ戦で安定したパフォーマンスを見せ、2位となった中央大も優勝候補の一角だ。舛本颯真の高い通過点と広いコースへのスパイクや、尾藤大輝の高い跳躍力から叩き込むスパイクなど華のある攻撃に注目が集まる。

また、リベロ土井柊汰の守備や、ミドルブロッカー秋本悠月の細かい技術やキレのあるプレーも中央大の強さを支え、上位進出の鍵を握る。

中央大は東日本インカレで一昨年に優勝、昨年は準優勝と高い成績を残しており、トーナメント戦への強さと安定性が窺え、今年も好成績への期待がかかる。

◆順天堂大学、勢いで頂点へ駆け上がるか

春季リーグ戦3位の順天堂大は、攻撃力の高さと応援も含めた勢いの良さが魅力のチーム。申哲淵とサーブ賞の白野大稀の両サイドは、ともに高い跳躍力からキレのあるスパイクを放つ。オポジットの村瀬仁巨良主クウェスィのブロックを弾き飛ばす破壊力にも注目だ。

春季リーグ戦でスパイク賞を獲得した菊地一颯がチームの雰囲気を盛り上げる姿は、日本代表選手の西本圭吾を彷彿とさせる。そんな彼らを活かすセッター三宅綜大の美しいハンドリングから繰り出されるパス力、同じくセッターの亀田隆真のバランスの良いトスワークも順天堂大に欠かすことができない。

また、順天堂大独特の自由な応援もチームの雰囲気を大きく盛り上げるポイントの1つであり、必見だ。

◆勝負強さを誇る昨年王者の筑波大学

春季リーグ戦4位の筑波大を支えるのは、主将でミドルブロッカーの山下彪。経験値の高さを活かしてチームをまとめ、ブロックやクイックで存在感を放つ。

エース山本快は2年生にして、関東1部のナンバーワンサウスポーと言っても過言ではない。力強いスパイクと、試合中にどんどんギアを上げていく姿は観客をワクワクさせる。

亀岡聖成や谷本悦司の鍛え抜かれた守備力や、東怜佑や迫優成のサーブなど、正念場で発揮される筑波大の強大な底力に注目したい。

筑波大は昨年の東日本インカレ王者であり、春季リーグ戦でも競った展開を勝ち切るメンタルの強さを発揮しており、ここ一番での勝負所で力を見せるだろう。

東日本バレーボール大学選手権大会(東日本インカレ)

◆明治大学、国士舘大学、専修大学にも注目

明治大学は春季リーグ戦で、堅い守備から速いトス回しを活かしたサイドアウト率の高さで早稲田大をストレートで完封した。特にリベロ磯脇侑真のキャッチ、ディグ両面での安定感が素晴らしく、明治大を支える要となっている。

また、今年からスタメンのセッター吉田竜也主将が、速いテンポの独特の明治バレーを演出する。速さの成村航希と、高さの渡邉健の両ミドルでの使い分けや、コートサイド側からライトへ鋭く伸ばすトスに是非注目していただきたい。

ベストスコアラー賞のエース近藤大翔や、オポジット三宅雄大は最後に打ち切る力を持っており、コンビを強みとしながら、それだけでなく個の力も高く躍進が期待される。

国士舘大は昨年の全日本インカレ準優勝など、リーグ戦の順位も近年着実に好成績を残しているチームだ。

代表選出経験をもつセッター竹松魁柊が、技巧派の両サイドや跳躍力のあるミドルを活かす。昨年の大エース工藤築がチームを抜けたが、新たにオポジットを担う新入生の武田夷稀が高い打点と攻撃力でチームに決して穴を作らない。

そして、ブロック賞の柳沢響木のクイック、ブロック双方での高さにも注目したい。また、国士舘大の大人数による応援の迫力は凄まじく、波に乗ったら手がつけられないだろう。

春季リーグ2部で優勝した専修大は、1部と比較してもトップクラスの高さを持つチームであり、対戦経験のない相手にとっては対策に苦労する可能性が高い。

中でも特筆すべきはセッター松元空星だ。1年生ながら長身を活かしてプレーする姿に、将来の可能性を強く感じる大器だ。サイド、ミドルにも高さのある選手がおり、前衛3枚のブロックが揃った時には、攻略するのは至難の業だろう。

東日本インカレのみどころとして関東大学春季リーグ戦上位のチームを中心に紹介したが、以上の注目校以外の大学が勝ち上がる可能性もあり、そこがトーナメント戦の難しいところであり、面白いところでもある。

今年の優勝校はどこになるのか。ぜひ開催地山形で、難しければ配信で、選手たちの活躍を見届けていただきたい。

文/写真:井口そら(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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