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Vリーグ最後の優勝はサントリーサンバーズ大阪
ネーションズリーグでも堂々のファイナル進出。2年連続でベスト4進出を果たした男子バレー日本代表。日々注目度は増すばかりだが、日本代表シーズンが終わっても楽しみは続く。10月開幕の『SV.LEAGUE(SVリーグ)』でプレーする選手も日本代表選手の中に多くいるからだ(所属は2024年6月27現在)。
『Vリーグ』として区切りのシーズンとなった昨年、リーグ制覇を達成した『サントリーサンバーズ大阪』にはミドルブロッカーの小野寺太志と、今年新たに加入が発表されたアウトサイドヒッターの高橋藍(※はしご高)がいる。
歴史を紐解いても、以前から日本代表選手を多く擁してきた強豪チームではあるが、イタリアでの3シーズンを経験し、昨年は世界最高峰のセリエAでファイナル進出、準優勝という快挙を成し遂げた高橋の加入によってチーム力には一層厚みを増した。
小野寺太志(サントリーサンバーズ大阪)
何より国内のミドルブロッカーの中では攻守において最も安定しているといっても過言ではない小野寺の存在もチームにとって大きな武器であることは言うまでもない。また、昨シーズンまで主将を務めたセッターの大宅正樹が、高橋、小野寺をどんなふうに活かしていくかも注目ポイントの1つだ。
昨シーズンのVリーグではレギュラーラウンドを首位で通過しながら、ファイナルではサントリーに敗れ、準優勝となったのが『大阪ブルテオン』だ。SV.LEAGUE加入チームの多くが、従来の企業名を残したチーム名に地名を加える形を選択する中、長年愛されてきた『パナソニックパンサーズ』から『大阪ブルテオン』にチーム名も一新した。リーグをけん引する存在といっても過言ではない大阪ブルテオンには、日本代表選手が多く在籍する。
西田有志(左/大阪ブルテオン)
まずはオポジットの西田有志。サントリー大阪の高橋と同様にイタリアでプレーした経験も持ち、日本代表でも数多くの試合に出場した。豪快なプレースタイルだけでなく、巧みさも併せ持ち、何といっても持ち味はサーブ。得点をもぎ取った後に会場をあおって盛り上げるパフォーマンスも必見だ。
さらにミドルブロッカーで主将を務める山内晶大、リベロの山本智大も大阪ブルテオンに所属する選手だ。入団時からブルテオンのミドルブロッカーとして活躍を続けてきた山内は2021年から主将を務め、タレント豊富なチームを束ねてきた。
攻撃面はもちろんだが、守備面でもブロッカーとして壁になるだけでなく、後ろにはリベロの山本が控える。攻撃陣に注目が集まりがちではあるが、日本代表でも磨きをかけてきたブロック&レシーブで盛り立て、勝利につなげる。
鉄壁のディフェンスはもちろん、ミドルブロッカーのエバデダン・ラリーと、今季新加入のアウトサイドヒッターの富田将馬もいる。攻守のバランスに長けたチームがどんな戦いを見せるか注目だ。
箕面を本拠地とするサントリー大阪と、枚方を本拠地とする大阪ブルテオンの『大阪ダービー』もさることながら、今季最も注目を集めることになりそうなのが愛知の岡崎を本拠地とする『ジェイテクトSTINGS愛知』だ。
関田誠大(ジェイテクトSTINGS愛知)
日本代表でも司令塔を務めるセッター、関田誠大に加え、ポーランド、フランスリーグで活躍したオポジットの宮浦健人が復帰。さらにミドルブロッカーの高橋健太郎(※はしご高)が加わった。
唯一無二とも言うべき関田のトスワーク、圧倒的な運動量、正確な技術。世界をも魅了するセッターが、日本随一の点取り屋とも言うべき宮浦をどう操るのか。サイドだけでなく、ミドルからの攻撃を武器とするだけに、高橋をどう絡めるか。
楽しみは広がるばかりであることに加え、フィリップ・ブラン監督からも「世界一のリベロが2人いる」と称されるリベロの実力者、小川智大も加わった。日本代表と同様に、ワクワクするようなバレーボールが展開されそうだ。
そしてもう1人、Vリーグで通算230試合出場も果たした35歳のベテランセッター、深津旭弘を擁するのが『東京グレートベアーズ』だ。2022/23シーズンから参戦し、集客やホームゲーム運営で常に先頭を走る存在として注目を集めてきた。
深津も昨シーズン加入し、チームにとって欠かせぬ司令塔として活躍。グレートベアーズでのバレースタイルを経験したことが、日本代表にも活かされたことを公言してきた。大舞台を経験し、熟練されたトスワークと、チームを盛り上げるパフォーマンスにどれほど磨きがかかるか。ぜひ、現場で見てほしい選手の1人だ。
J SPORTS 編集部
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