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フィギュア スケート コラム 2024年3月12日

鍵山優真が今季3人目の300点超えで金メダルを射止めた「(世界選手権には)もっと自分の技を磨いて、自信をつけて臨みたい」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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冒頭の4Sは、またしてもふんわり柔らかで、SPをさらに超えるGOE4.43点をマークした。4回転トーループからのコンビネーションも鮮やかに決めた。つまり2シーズンぶりに3種類の4回転を飛びこなし、凄まじく上質な3回転アクセルも2回組み込んだ。

言うまでもなくステップやスピンはすべてがレベル4で、激しく胸を揺さぶるようなステップシークエンスでは、SPと並び「自己史上最高」のGOEを勝ち取った。

持ち前の滑らかなスケーティング能力で、常に高いPCS演技構成点を誇ってきた鍵山だが、この日も93.48点と圧倒的な数字を出した。PCSだけで2位以下を7.60点も引き離しただけではない。全男子スケーターのなかで今シーズン最高得点にして、全9ジャッジ全3項目で「1位」が並ぶという、完膚なきまでの優位。目の覚めるような疾走感はプログラム最終盤まで決して衰えず、「Rain, In Your Black Eyes」のドラマチックなピアノの音とともに、あらゆる感情はクレッシェンドしていった。

演技が終わった直後、氷の上でにっこり笑顔になった鍵山は、200.76点の得点が発表されると、思わず目をまんまるにした。銀メダルに輝いた2022年冬季五輪以来となる、200点超え。SP・FS合計ではやはり同大会以来2シーズンぶりにして、今季3人目の300点超えを達成した。2位以下を約33点突き放す307.58点で、初めての四大陸金メダルを射止めた。

「世界選手権では、300点を出しても勝てるかどうか分からない戦いになってくると思います。もっと自分の技を磨いて、自信をつけて臨みたいです」

世界ジュニア2位、五輪2位、世界選2位……ときて、ようやく念願の大きなタイトルをつかみ取った鍵山の横には、佐藤駿が並んだ。昨大会の3位から、また1段、頂点へと近づいた。

「小さなミスがあり、必ずしも満足のいく演技ではありませんでした。もっと出来たんじゃないかと思うところもあります。シーズンベストの得点を出すことができたことはうれしく思っています。来季に向けて、良い大会になりました」

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