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アイスとローラーフィギュアスケートの違い | 町田樹のスポーツアカデミア 【Discovery:アーティスティックスポーツ・ディスカバリー】 アーティスティックローラースケーター 西木紳悟
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部M:ご存知のとおり、フィギュアスケートはジャンプ一つひとつ、スピン一つひとつに点数がついて、やっただけ加算して、いわゆる演技構成点の方は10点満点で、3項目で今採点されているんですが、ローラーも同じ感じですか。
N:ローラーもテクニカルな基礎点が出るのと、コンポーネントというのが芸術点に当たる部分で、それが4項目くらいあって、それのトータルスコアっていう感じです。
M:もしかしたらシステムも共有しているかもしれないですね。
N:かなりアイスを参考にしてやっているのかなと個人的には思いました。
M:現在の採点基準っていうのは、アイスの方では論争が起こったりするんですけど、ローラーの方はどうですか。例えば、技術点の方が比重が大きくてなかなか芸術点がうまく反映されないんだよねっていうような感覚とかありますか。
N:たぶん今がまさにそんな感じで、世界ですごい試行錯誤をしている段階です。なので、毎年ルールが少しずつ変わったりもしています。世界全体が良い答えを探している最中なのかなと思っています。
M:ガチっとルールが固まって、ローラーフィギュアスケートあるいはアイスのフィギュアスケートの美とはこうだってガチッと定義されるよりも、柔軟な状態の中で、いろんな人がいろんな試行錯誤でいろんなアーティスティックな演技をして、ローラーフィギュアスケート、あるいはアイススケートの美しさってこうだよね、こういう美しさもあるよねって、色んなものを出し合って選手のアーティスティックないろんな演技をジャッジが見て、こういう演技を評価してあげなきゃって思う。スケーターがいろいろな主張をする。それを受け入れていろんなルールを改変する。この循環によって競技の採点基準で洗練化さていくと思うから、ある意味いろんなことができて面白いタイミングではありますよね。
N:競技を大きくするために採点基準も良いものを作っていこうとしている最中で、目指せオリンピックくらいに世界が思っていると思うので、新採点システムとか、選手のコーチングとか、全体が開拓している最中ではあります。
次回:ローラーフィギュアスケートの魅力
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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