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フィギュア スケート コラム 2023年2月10日

第43回全国中学校スケート大会フィギュアスケート競技 男子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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「昔はちょっと危なかったら安全な方を取っていたんですけど、失敗してもいいから挑戦することが大事だと思うので、ちょっと危なくてもトリプルを付ける練習をしてきました」

と、練習通りの成果が発揮できたのだと話してくれた。かつては東神奈川のリンクで練習していた選手だが、昨年、木下アカデミーに移籍した。そこからわずか1シーズンで長足の進歩だ。どうして木下アカデミーに参加することになったのか聞いてみたところ、2017年の全日本で濱田コーチとご縁ができ、2018年から関大リンクでの練習に参加していたのだという。2017年というと、高橋選手が頭角を現すよりだいぶ前の話だ。

朝の練習は苦手だという。目覚ましを止めてまた寝てしまうこともあるそうだ。既に天才ぶりを発揮している高橋選手だが、年相応の微笑ましい面もあるようだ。

以前から目を引いていたのがジャンプのランディングの質だ。とても柔らかくて着氷が伸びる。どんな練習をしたのか聞いてみたのだが、特に何も意識はしていないという。自然に身に着いたものだそうで、それは本当にすごいことだと感じる。

フリーでもノーミスの演技を披露、総合2位と大健闘した。中学1年生、初めての全中であることを考えると素晴らしいの一言だ。

「初めての全中でショート、フリーをノーミスで終えられて嬉しいです。これからはトリプルアクセルを試合に入れられるように練習したい。海外に派遣されて活躍できる選手になりたいです」

この日の演技で若干気になったのは、いつものような細い軸を取れずに、力でジャンプを回している印象があったことだ。

「朝から少し調子が悪くて、軸も少しぶれてたんですけど、それでも着氷で耐えることができました」

本人としては万全のジャンプを跳べなかったにもかかわらず、ノーミスにまとめたのはさすがだ。回転不足も一切ついていなかった。来季はジュニア昇格、国際大会にも派遣されることだろう。更なる活躍が今から待ち遠しい。

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