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フィギュア スケート コラム 2015年9月9日

【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】羽生結弦選手エピソード2(後編)

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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シニアデビュー

宮本賢二さん、羽生結弦選手

――そういうジュニアでいろいろあってシニアデビューした時に、いきなり四大陸で銀メダルやったやん。あの時の心境っていうのはどうやったのかな?ジュニアとシニアの違いとかさ。

羽生:まず四大陸に行くまでの間に、かなりシニアってこんなに大変なんだなって感じてたんですよ。多分人よりもその期間が短いのかもしれないですけど、人よりもかなり濃密にその時間を過ごしたなっていう

――一番最初のシニアの試合ってなんやったん?

羽生:NHK杯です。NHK杯で初めて出場して、初めて組み込んだ4回転決めてるんですよ僕。名古屋なんですけど。それで、悪い意味で言えば調子に乗った。

――調子に乗ったん?

羽生:乗りました、あの時。「あ、4回転跳べんじゃん」って。でも確率ものすごい低いんですよ、今の4回転ループよりも低い状態だったので。ほんとに1ヶ月やってて何本跳べるかみたいな。それを決めちゃったんですよ。そしたらちょっと練習に対する気持ちだとかそういうのも変わってきちゃって。で、次の試合良くなくて、「ああやっぱりこれがシニアの難しさだな」みたいなことを感じて、またさらに練習しても跳べなくてっていうのを繰り返して、最終的には四大陸でって感じでした。

――その時はやっぱりうれしかった?

羽生:四大陸はうれしかったですね。もちろんさっき言ったように4回転跳べたという意味では、そのNHK杯までの貸しみたいなものまではならなかったかもしれないですけれども、やっぱり今シーズン頑張ってきて良かったなというか、これで報われたなって。じゃあ来シーズンもっと上行けるなみたいな。

――ほんまにこうちょっとずつでも成長していくっていう感じで

羽生:はい、気持ちはありました。四大陸もある程度のきっかけですね、自分がもっと上目指さなきゃいけないなと思って。

印象に残っている試合

――じゃあその全部を考えて、一番印象に残った試合っていうのはどれなん?

羽生:オリンピックかって言われたらそんなことないんですよね。なんだろうなあ。良い意味で考えたらやっぱり僕が初めて出た全日本ノービスですかね。

――その時はなんで思い出に残ってんの?

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