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1月27日木曜日、スイスのベルンで欧州選手権、男子SPが行われた。
トップに立ったのは、フランスの若手、20歳のフローラン・アモディオだった。「ワンス・オポン・ア・タイム・イン・メキシコ」のサントラに合わせて3アクセル、3ルッツ+3トウループ、3フリップを成功させ、気迫のこもったステップを見せて78.11を獲得。
2位は怪我でグランプリシリーズを欠場した、チェコ出身、同じく20歳のミハル・ブレジナだった。「鼓童」のドラムに合わせて3アクセル、3フリップ+3トウループ、3ルッツをきれいに降り、質の高いスケーティングで76.13を獲得した。
3位はロシアの17歳、アルトゥール・ガチンスキーが、ピンクフロイドのメドレーに合わせて4+3のトウループコンビネーションを成功させて73.76を得た。ブライアン・ジュベールは3ルッツで転倒して70.44で7位、トマーシュ・ベルネルは3アクセルで転倒して72.91で5位スタートとなった。
現在のトップ3人はいずれも若手で、これまで欧州選手権の表彰台に上がったことはない。「すごくいい戦いになると思う。でもSPで自分がトップになったことは、もう忘れた。明日は自分のやるべきことをやる。集中して着実に滑るつもり」とアモディオは会見でコメントした。果たしてこの大会で世代交代が行われるのか、あるいはベテラン勢がフリーで盛り返してくるのか、土曜日の決勝が楽しみである。
ペアはSPで1位だったドイツのサフチェンコ&ゾルコーヴィが2年ぶりの優勝を果たした。SP2位だった川口&スミルノフは、フリー、ドビュッシーの「月の光」でノーミスの美しい演技を見せた。「大きなミスはなかったけれど、全体で小さなミスが各所あったのでプログラム全体の流れを欠いてしまったと思う」と川口が会見でコメント。「ピンクパンサー」を滑ったサフチェンコ&ゾルコーヴィは、スピンでサフチェンコのミスがあったものの、SPの点差で逃げ切って逆転はならなかった。3位にはロシアのバザロワ&ラリオノフが入った。
田村 明子
盛岡市出身、ノンフィクションライター。1977年留学のため単身渡米し、現在ニューヨーク在住。長い滞米生活と語学力を生かして多様な方面で執筆活動を行う。フィギュアスケートは1993年からはじめ、これまで15回の世界選手権、3度の冬季五輪を取材。選手のみならず、コーチ、ジャッジ、ISU関係者など幅広い人脈を駆使して多面的な視点から執筆。著書に「氷上の光と影」(新潮社)他。
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