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【村上晃一】
1965年京都市生まれ。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。
ラグビーの現役時代のポジションは、CTB(センター)、FB(フルバック)。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。
87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者、ラグビージャーナリストとして活動。J SPORTSのラグビー解説は98年より継続中。1999年から2019年の6回のラグビーワールドカップでコメンテーターを務めた。著書に「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)、「ハルのゆく道」(道友社)、「ラグビーが教えてくれること」、「ノーサイド 勝敗の先にあるもの」(あかね書房)などがある。
12月14日、フランスのパリでラグビーワールドカップ 2023 フランス大会プール分け抽選会が行われた。大会方式は2019年と同じで、参加20チームを5チームずつ4プールに分けるもの。2020年1月時点の世界ランキングですでに出場権を得ている12チームを3つのグループ(バンド1~3)に分け、残る8チームは世界各地の予選から勝ち上がるので、地域名でバンド4、バンド5に割り振られた。
抽選は、まずホスト国のフランスの入るプールを決め、その後、バンド5(5位グループ)から順に行われた。日本はバンド2(2位グループ)でプールDに決まり、バンド1のイングランド、バンド3のアルゼンチン、バンド4のオセアニア1、バンド5のアメリカ2と同組となった。正直に書いて、一番厳しい組に入った。オセアニア1はサモアが濃厚だ(トンガの可能性もあり)。イングランドは現在のヨーロッパ王者で、アルゼンチンは先日、オールブラクスを破り、オーストラリアと引き分けた。2023年時点の強さを今から予測はできないが、他のバンド3のイタリア、スコットランド、フィジーと比べるとバンド3最強の相手だ。
しかし、日本代表は、2015年は南アフリカ、2019年はアイルランドと、とうてい勝てないと予想されていた相手に勝っている。イングランドとアルゼンチンにとっても、日本代表が嫌な相手なのは間違いない。ターゲットは決まった。さらなるハードワークで鍛え上げ、3大会連続で世界を驚かせてもらいたい。
■ラグビーワールドカップ 2023 プール組分け
プールA:ニュージーランド、フランス、イタリア、アメリカ1、アフリカ1
プールB:南アフリカ、アイルランド、スコットランド、アジア・パシフィック1、ヨーロッパ2
プールC:ウェールズ、オーストラリア、フィジー、ヨーロッパ1、最終予選勝者
プールD:イングランド、日本、アルゼンチン、オセアニア1、アメリカ2
■日本代表 ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ コメント
「日本代表のヘッドコーチとして、素晴らしい強豪チームとプールDにて対戦できますことを大変光栄に思うと同時に、興奮しております。RWC2023が素晴らしい大会になることは間違いありません。これからの3年間、23年に向け準備に集中できることが楽しみで、とてもワクワクしています。RWC2019 では日本がラグビーとブレイブブロッサムズの両方に対して情熱を持っている国であることを世界に示しました。私たちはまだまだ成長の過程にあり、日本代表チームの成長と実力を世界に示すために、ワールドカップほど相応しい舞台はありません。応援頂いているファンの皆様のご期待に応えるよう努めてまいります」
■RWC2019日本代表キャプテン リーチマイケル選手
「どのチームとの対戦もチャレンジングであり、今から RWC2023が非常に楽しみです。良いプールに入ったと思います。チームの一員としては、今後それぞれが自分の目標をもって準備に臨み、そして自分たちのラグビーを確立していくことが大切に思います。3年後の対戦相手が決まって、今まで以上にハードワークの日々がスタートすることになります。23年、フランスで桜のジャージを着て、最高のパフォーマンスで結果を残せるよう努力していきます」